俺らのマネが美しすぎる 【青城】

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上川「てことで！！買い物！行きましょう！」

「うん、距離が近い」


グイグイっとAに詰め寄る上川を手で押し返すA。朝練が終わって着替えている時の事だった。


「買い物って言ったって、そんなに買うものなくない？合宿でしょ？」

上川「……」

「ほらね」



ぐうの音も出ない上川にやれやれと溜息を吐くA。合宿と言っても2泊3日の短期的なものだ。



「…でもまあ、行ってもいいよお買い物。化粧水とか、何個あってもストックとして置いておけるし…」

上川「Aさあああああん！！！！」



優しく笑ったAに泣きながら抱きつく上川。「着替えずらい」と上川をひっぺがすと苦笑いしながらワイシャツのボタンを留める。



「じゃあ明後日行こっか。部活午前で終わるし。」

上川「はい！！是非！！！」



「矢巾先輩に自慢してやろーっと」と呟いた上川の手にはスマートフォンが握られていた。先日連作先を入手したのだろう。何故矢巾なのかは謎だが。



(おまけ(バレー部員たち)が着いてきてもしらないよ、おバカさん)



無自覚に自爆をしていく上川を横目に扉を開けて学校まで歩く上川とA。



矢巾「おいコラどういう事だ上川ァ！」

「お、思ってたより来るの早いな」

上川「いいでしょーー！！羨ましがってくださいよ矢巾先輩！！」


べーっと舌を出す上川の頭を「やめなさい」と軽く叩くA。悔しそうな顔をするバレー部一同。



及川「まあ関係ないよね、俺らも着いていくしー？」

上川「……矢巾先輩に自慢しなければよかった……」

「おばかさんだねえ、琴音」



楽しそうに笑うAに「先輩〜〜〜」と泣く泣く抱きつく上川。ホームルームに遅刻したのは言うまでもない

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