俺らのマネが美しすぎる 【青城】

19 ページ20

入畑「はい、全員集合」

部員「「はい！！」」



朝練が終わる10数分ほど前、監督により部員が全員集合した。監督とコーチの目は心做しか明るかった。


溝口「来週の金曜、つまり1週間後だな。その日の放課後練が終わり、全員帰宅した後、東京に行くことになった。目的は1つ、東京の強豪校との合同合宿だ。」


ニヤリと楽しそうに笑う溝口に"東京"という言葉が頭から離れない部員一同。国見は面倒くさそうに溜息を吐いた。


溝口「だがしかし、こんな大人数で向こうに行く訳には行かねぇから、今回は主要メンバーの奴らだけ連れて行こうと思う。もちろん、マネージャーは2人とも連れて行く。」


自分が行けないことを悟った部員たちは項垂れ、東京に行けることが決まったメンバーはガッツポーズをとった。



及川「溝口くーん！参加校は？！」

溝口「コーチって呼べ及川。…ったく…参加校は、宮城からウチと烏野だ。東京の方は音駒と梟谷の2校が参加することになっている。」

岩泉「どっちも全国クラスの強豪だな……」

溝口「しっかり学べよ、お前ら」



コーチの言葉に元気よく返事をする部員。隣で「Aさんとお風呂……Aさんの寝顔……」とブツブツ呟いている上川を除いて。





「変なことはしないように、琴音」

上川「しませんよ〜〜〜！」

(絶対嘘じゃん)

20→←18

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す