＿凍りついた会議室 ページ11
Aside
『 いくら何でも4人は少なすぎないでしょうか？営業部まだ手空いてる人いますよね？』
小野田｢ いや、ほかのメンバーにも別の仕事を昨日から任せてる。お前らだけなんだよ、今暇なの。｣
" 暇 "という言葉を聞いて、
唇を噛み締めた。
毎日毎日定時過ぎてもみんな働いてるのに、
暇？どうしたらそんなふうに見えるの。
私たちだって、ちゃんと仕事してるのに。
深澤｢ いや、暇じゃないっすよ？笑 俺らも毎日データまとめて、外回りして仕事してるんですから。｣
何も言い返せなかった時、
口を開いたのはふっかだった。
小野田｢ 上が決めたことだ、営業部から4人。同期だからやりやすいだろ？｣
深澤｢ いや、そういう問題じゃないんですけど。｣
小野田｢ 出来ないって言いたいのか。｣
深澤｢ 出来ないとかじゃなくて。任された仕事はもちろんしたいですけど、どう考えても4人でまわせるものじゃなくないですか？｣
少し語尾を強めたふっかの言葉に、
1度口を閉じた部長。
小野田｢ .....営業部から飛ばされたいか？｣
低い声で響き渡った部長の言葉に、
会議室の空気が凍りついたのが分かった。
小野田｢ 1ヶ月後までに、10店舗。2人1組で5店舗ずつでいいから契約とって俺に出せ。｣
バンッと机に乱雑に置かれた、
今回の仕事内容が書いてあるだろう書類。
『 ...分かりました。』
小野田｢ ...期待してるからな。じゃあまた後日。｣
どうせ思ってもない言葉を残して、
部長の出ていった会議室は静まり返っていた。
ふと、奈子の方を見ると、
机の下で固く握られた手が震えてて。
『 ...奈子？...大丈夫？』
深澤｢ ...怖かったなぁ玉ちゃん、ごめんな？ ｣
奈子｢ ...っ、｣
岩本｢ ばーか、こんなんで泣くな。｣
奈子｢ ...だって、っ、みんな暇なんかじゃないじゃん。毎日、頑張ってるのに、｣
『 うん、分かってるよ。みんなちゃんとやってる。』
深澤｢ いやまじであいつ、パワハラって言葉知らねぇのかな。｣
でも結局社会に出れば、
新人でも、3年目でも、
上司がいる限り逆らうことは出来ない。
求められるのは結果だけ。
『 ...、やるしかないよ、しょうがない。』
部長が置いていった書類を手に取った。
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ぽむりん(プロフ) - あやのさん» 嬉しいです(；；)ありがとうございます(；；) (2021年3月5日 19時) (
レス) id: a9d3d6effb (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - お話大好きです(〃ω〃) (2021年3月5日 11時) (レス) id: f49c4e3d67 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりん(プロフ) - 七七盛さん» 悶えていただけて本当に嬉しいです…！どんどん運転してもらいましょう(*^^*)いい感じに4人の絡みを出していけるように頑張りますのでこれからも応援していただけると嬉しいです(；；) (2021年3月4日 19時) (レス) id: a9d3d6effb (このIDを非表示/違反報告)
七七盛(プロフ) - 免許所有のふっかさんんん、ぐあぁずるいぃと悶えながら拝読いたしました！！この４人のバランスもとてもきゅんです！！続きを待ち遠しく待機します！！！ (2021年3月3日 15時) (レス) id: b88e55deaf (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりん(プロフ) - orzさん» 惚れてもらえて嬉しいです笑いつもコメントありがとうございます(；；) (2021年2月25日 7時) (レス) id: a9d3d6effb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむりん
| 作成日時：2021年1月15日 20時
