題名未定

指摘 ページ4

私はそれから占いツクールで作品を作り続けた。もちろんpixivからのパクリである。それでもほとんどの作品は殿堂入りしたし、誰からも指摘を受けなかった。だから、私はこれでいいと思っていたのだ。

そんなある日私にあるコメントが届いた。でも私はいつものように

｢あなたの作品好きです！これからも更新頑張ってください！｣

みたいな応援コメントだと思っていたから、なんの躊躇もなくコメントをみた。そこには

｢あなた様の作品pixivの□□□さんのパクリですよね？あなたが今まで作った作品を拝見しましたが、これも全てパクリですよね？犯罪になるので、すぐ作品を消してください。｣

このようなコメントが届いた。私は正直焦った。まさか、バレるなんて。でも私はそのコメントは無視をした。下手に返信すると自分が認めてるように思われるかもしれない。それに、自分で墓穴を掘るかもしれない。だから私は返さなかった。

それから、私は占いツクールを開くのが怖くなった。でも、私の気持ちとは関係なく占いツクールの通知はなり続けた。

私は恐る恐るサイトを開いてみた。そこは、私の作品の読者だと思われる人とパクリだと思っている人たちが私の作品のコメント欄で言い争っていたのだ。

｢パクリだなんそんなこと作者さんがするわけないじゃないですか。それにpixivの作者の方がパクリじゃないんですか？それともあなた荒らしてすか？｣

｢信じられないかも知れませんが、この作者さんがパクっているのは事実です。pixivの方が作った日付が早いです。そんなに信じられないのならpixivで△△△(小説の題名)でしらべてください。でてくるので｣

このような言い争いがずっと続いていたのだ。

私はどうしようか考えていた。

このまま占いツクールを続けるか、それともアカウントを削除して逃げるか。

でも答えはでなかった。

なので、全ての作品のコメント欄を封鎖した。

私にとってはこれが一時的な打開策だと思ったからだ。

でもこの選択がこの後、自分で自分の首を絞めるだなんて、この時の私には知る由もなかったのである。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

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