嘘つきの恋 (ページ14)

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第12話ページ14

どうしてこうなったのだろう

私の隣には

成美とおついちさんの2人のはずなのに

今いるのは何故か弟者で

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事の発端は数時間前

「だぁぁあかぁぁあらぁあ～!わらしはまだ大丈夫なんれすぅ～!!」

『ちょ…な、成美…酔いすぎ…!!』

…

私と成美そしておついちさんと弟者の4人で飲むことになってから

弟者は急いで自分のデスクからカバンを持ってきて

おついちさんおすすめの居酒屋へ

流石おついちさんと言うべきかやっぱりどれも美味しかった

から…そのせいなのか…

「A～!!!!全然飲んでらいじゃーーーん!!」(ｷﾞｭｩｩ)

『ｯｸﾞｯ…!』

ぐるじぃ…!!

せっかく食べていた食べ物を落としそうになってしまった

すると

「こらこらこら。成美ちゃーん？？大丈夫？？」

おついちさんがとっさに私を解放しナチュラルに成美のお世話をし始めた

流石ジェントルメン

すると

「大丈夫？？Aも泥酔する前に控えないと…」

弟者も心配そうに見ていた

私が話そうと口を開いた時

「Aはすぐ酔っちゃうもんね～。僕が毎回介護してなければどーなってたか」

…！

おついちさんそこで挟む！？

『わ、私がお酒弱いこと言わないでください
よ！！』

私が必死になっておついちさんに話していると

「A…お酒弱いんだね。」

胸の中が少しだけぎゅっとなった気がした。

『あ～…うん、おついちさんとよく飲むから。』

そう言うと

「そんなんれすよ～!!おついちさんと仲良すぎなんです～!!毎回2人で楽しそうに飲んでるじゃん!!」

成美が愚痴をこぼす

それについてはほんとに申し訳ない…

『ご、ごめん成美…』

私が成美に謝ると

「…いいの。だって私どっちも好きなんだもん」

そう言って私を抱きしめる

ほんとに…

『ありがとう、成美。私も好きよ』

すると

「……ｽｩ……ｽｩ」

寝てる

…これチャンスじゃん！？

「成美ちゃん寝ちゃったね」

そう言うおついちさんに

『あの。おついちさん』