07-気に食わない ページ7
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｢……ほんと災難続き…｣
両手にたくさんの書類を持ち、大きな溜息をつきながらエレベーターがくるのを待っていた。
やっとエレベーターが来たと思い中に入ると涼しい顔をしている茅ヶ崎先輩が1人エレベーターに乗っていた。私は顔をむすっとさせてドカドカと中に入っていった。
｢……どういうつもりですか｣
｢どういうつもりって何のこと？｣
｢とぼけないで下さい！！ペットの名前、わざと私の名前を出しましたよね！？｣
｢うん｣
清々しいほどに即答されて思わず言葉が詰まり、キッと茅ヶ崎先輩を睨んだ。
｢……お願いしますからこれ以上私に構わないでください｣
｢なんで？｣
｢なんでって…あなたと関わりたくないからです｣
｢へー…｣
｢昨日のことだってちゃんと立て替えてくださったお金返しますし、茅ヶ崎先輩の視界になるべく入らないように努力します｣
茅ヶ崎先輩の表情を見れないまま淡々と言葉を発していく。
｢だから、私にはもう｣
｢気に食わない｣
｢……は？｣
｢だから気に食わないって言ってんの｣
なるべく距離を取ろうと対角線上に立っていた私にゆっくり歩きながら近づいてきた茅ヶ崎先輩は一気に距離を縮めてきた。
｢き、気に食わないってもともと私のこと気に食わないって言ってたじゃないですか！｣
｢それはそうだけど、今の気に食わないは違う方と気に食わないね｣
｢違いが分かりません…｣
｢だから、明らかに俺から距離を取ろうとするお前が気に食わないの｣
｢……は？｣
いきなり言われた想定外のことで頭が真っ白になった。
｢ほんっと…気に食わないよ、お前｣
｢え！？ちょ！！？嘘っん｣
急に茅ヶ崎先輩の顔が近くなって…
強引にキスを奪われた。
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きょんきょん(プロフ) - ゆっこさん» コメントありがとうございます！これからの至さんと夢主ちゃんの展開を楽しみにしててください(*^^*) 更新頑張ります！ (2017年11月18日 23時) (
レス) id: 5bb8dd7071 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ - これからの展開が楽しみです！更新、頑張って下さい。応援してます！ (2017年11月18日 21時) (レス) id: 7dbd32ccfb (このIDを非表示/違反報告)
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