【A3!】おふざけ禁止。 (ページ2)

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おふざけ-02 ページ2

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「あー、イライラする…」

日に日に積もっていくストレスに耐えきれず
思わず大きな声で叫んでしまった。
それはちゃんと周りに人がいないのを確認して
叫んだ。しかも今は授業中、屋上には絶対に
誰も近寄ってこないだろう。

「…お姉ちゃんに近づくストーカーのせいだ」

絶対に私のストレスはお姉ちゃん近づく
ストーカー、碓氷真澄のせい。
お姉ちゃんにベタベタとうざったい。

フーと息を吐くとガタッとドアの方から音がした。
慌てて視線を向けると、さっき私が名前を
叫んだ張本人が顔を真っ赤にして立っていた。
私は驚きで口が開きっぱなしだと思う。

「な、な、なんでこんなところにいるのよ！！」

「お前こそ学校でなんてこと叫ぶんだ！！」

「聞いてたの！？変態！！！」

「勝手に人の名前呼んだのはソッチだろ！？」

だんだんと顔の中心に熱が集まってくると、
私は右手で顔を隠した。多分意味をなしてないけど…。
恥ずかしい…。ただただそう思った。

「ど、どうせ嘘なんだろ…？
俺に聞かれたからってそんなに落ち込むなよ」

「…はぁ？嘘？」

「そ、冗談だろ？」

恥ずかしいとはいえ、自分の気持ちを否定された
気分になった私は天馬に回し蹴りをした。
案の定天馬は蹴られたところを涙目で抑えて
睨んできた。

「なにすんだよ！！」

「そっちこそ人の気持ちを嘘とか冗談とか
無神経にも程があるんじゃない？」

「は？」

「だから…！！」

なかなか理解しない馬鹿にイライラしながら
天馬のネクタイを握り、自分の方へ引き寄せて
顔を近づける。お互いの顔が10cmもないくらい近くあるところで私は言い放った。

「好きって言ってんの！気づけ馬鹿！」

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