5 - 虎杖悠仁 ページ5
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「なあ、俺も猫系男子になりたい」
「にゃ?」
ソファに座ってテレビを見ていると虎杖がそんなことを言い出した。真剣そうな顔でこっちを見ながら言うから、見ていたドラマどころじゃなくなって。
「にゃ、にゃんで?」
「こうやってやるとAいっつも気持ち良さそうな顔すんじゃん、俺もどんな感じかなって」
私の顎を撫でてそう言う虎杖。擽ったかった私は顔をぐいっと引いた。目の前の不満げな表情の虎杖に手を伸ばす。
「ん…」
「うわ!すげー!気持ちい!擽ったい!」
「でしょ?」
いつも虎杖が私にあるように顎の下を優しく撫でれば虎杖は少し顔を赤らめながら嬉しそうにした。擽ってーなんて笑う姿が無邪気で可愛い。
「でもさ、俺」
「にゃ、…」
突然、撫でる私の手を掴んで引き寄せた虎杖のその動きに逆らうことなく動いた私は虎杖の腕の中。どうしたの、と見上げれば へへっ ていつもみたいに笑った。
「俺がAを可愛がりたい…だからずっと、俺といてくれっかな」
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8年後
「アンタらいつ結婚すんのよ」
「虎杖がプロポーズは今月中にするって…」
「はあ?!あのポンコツ野郎〜っ!普通言わねえだろ!」
「大丈夫だよ、まだ指輪は見てにゃいし」
「そういう問題じゃねえだろ…」
-- 野薔薇ちゃんに「そんなじゃどっかの男に取られるわよ」なんて言われて焦っちゃった虎杖くんと、犬系男子の虎杖くんに心を奪われちゃって一生一緒になっちゃうお話 --
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レ(プロフ) - ソーダ錫さん» こちらこそ閲覧、コメントありがとうございます...!七海さんのお話載せておきましたのでテスト勉強の合間にでも読んで少しでも癒えましたらこちらとしても幸いです!リクエスト等じゃんじゃんお待ちしておりますのでこれからもこの作品をよろしくお願いします!^._.^ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 86d8a23c66 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ錫(プロフ) - あ、ありがとうございます・・・(泣)テスト勉強の身にしみます。まじで、天才。宜しければななみんもお願いします。応援してます。 (2021年3月7日 12時) (レス) id: 10b66fbb96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノエ | 作成日時:2021年3月6日 21時