雨の中で出会った少女は…

１２話 ページ14

トロピカルランドに着いた新一は無事に蘭と合流した……


「ねぇねぇ、新一‼次あれ乗ろうよ‼」

「ったく、しゃーねーな。良いぜ行こう」


蘭が指差したのはミステリーコースターだった。あれが新一としての事件は最初で最後の事件となった

ミステリーコースターに乗った新一と蘭。

蘭は新一の手をｷｭｯと握った


「えっ？」

「……き……」

「へっ？」

「きゃあぁぁぁぁ‼」


なんとジェットコースターが急降下したときに新一の耳元から蘭の叫び声が聞こえた。これで新一はさっきの蘭の行動の意味を理解した

そう、蘭は怖くて新一の手を握ったのだ。更に、トンネルの中では色々なお化けが出てくるから尚更怖いのだろう

その時は新一の頬に冷たい水のようなものが当たった


「ん？水か？」


ジェットコースターがトンネルを見なくて抜け、辺りが明るくなった時


「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」


と、女性の悲鳴が聞こえた。無理もないだろう隣を見ると女性、愛子の恋人、岸田の首がないのだから


それからしてジェットコースターは最初の位置に戻った。客が……正確には野次馬が集まっていた


「事故か？」
「首が無くなったようだぜ‼」
「ホントか?!」


などと噂を広めている。恋人の愛子は


「ど…どうして岸田くんが…?!
ううっ………酷いわ……‼」


と泣き崩れている。そのとき全身黒い格好をした男が


「ただの事故に付き合っている暇はない‼もう帰らせてくれ‼」


と怒鳴る。この事件を聞き駆けつけてくれた帽子を被っている目暮警部が言う


「違う‼これは殺人だ‼」


そう言った時に丁度新一が事件現場に戻ってきた。それと同時に新一は


「そして犯人は被害者と一緒にコースターに乗った7人の中にいる‼」


目暮警部の言葉に会わせて言う。新一に駆け寄る蘭は


「もう新一‼どこへ行ってたのよ‼」


それに合わせて目暮警部が


「今言ったことは本当かね、工藤くん‼」


新一は自信に溢れた顔で言った




さぁここから高校生探偵工藤新一の推理ショーが始まる

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次行きます！

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