雨の中で出会った少女は…

３７話 ページ39

コナンside

男風呂では………


「なぁ、やっぱ野崎のこと好きなんやろ？だったら早う付き合ったらええやんか」

「お、おまっ！///んなこと簡単に出来るわけねぇだろ！バーロー！///」

「向こうもお前のことが好きなんやろ？だったらええやん」

「あのなぁ……」


何故俺は服部とマンツーマンで質疑応答をしてるんだ………しかもAのことばかり……

俺は確かにあいつのことが好きなのかもしれない……だけどあいつはどうかわからない…俺だけの片想いかもしれない……

「なんでここまで来とるのに上手くくっ付かへんのや……」


服部の呟いた声が聞こえた………こいつは俺にとっての親友であり良きライバル……俺の本音をさらけ出してもいいのかもしれない


「あのなぁ、服部…俺がAと付き合わないのはな……この身体のせいなんだ…」

「……どういうことや……？」

「俺は中身が高校生でも身体は子供なんだ…だからこの背のせいで守りたいときにあいつを守れない…あいつが不安そうだったら抱き締めてやることも出来ない…」

「……工藤」

「それがとても苦しくてもどかしくて…すげぇ辛い……」

「……………」

「だから俺はこの身体がもとに戻るまでAには何も言わない……それに、コクってフラれるのも怖えぇしな」


これが俺の本音……服部はどう思うのか……？俺は真剣に答えたつもりだ……


「……………ｯﾌﾟ……」

「……………はっ？」


服部から聞こえてきたのは吹き出した笑い声…


「ハハハハハハハッ！おもろいこと言い出すなぁ！野崎が工藤のことをフる？…ありえへんって！wwwww」

「おい！俺は真剣に……「確かに」…」

「工藤の付き合えない理由はよぉ分かった…せやけどなぁ、野崎が工藤をフるのは100％ありえへん」


ありえねぇってどういうことだ……？もしAに好きなやつがいてAとその好きなやつが結ばれたら？可能性は充分にある


「その様子じゃ分からへんようやな…ちっこい探偵さんww」

「服部……ふざけるのもたいがいn…「そんな…」……えっ？」

「そんな不安なら聞けばええんと違うか？野崎にとってお前がどんな存在かを」


服部が急に真面目な顔をして言うもんだから互いに沈黙が生まれた


「まぁその辺は工藤次第！頑張りぃや！」


そう言いながら服部は風呂場を出ていった…服部…サンキュー少し心の整理ができた

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