雨の中で出会った少女は…

２６話 ページ28

「ただいま〜……」

『お帰……誰？その子達は………』


いかにも疲れてますっていうような声を出していて様子を見に行ったら知らない子達が4人ほど


「「おっ邪魔しまーす‼」」


えっと……元気な悪ガキっぽい子と、豆知識がたくさんありそうな子と可愛い女の子と……大人びた子……


「いやぁー、ここがコナンくんの家ですか〜」

「いいおうちだねぇ〜」


おっ！いい子達じゃないか……！


「ここ酒臭せぇーぞ‼」


おい、ここにデリカシーと常識のないガキがいるぞ


『コナンくーん……こいつを追い出せ……』

「おいおい……相手はガキだぞ……少しは多目に見ろよ……」

『私は常識のないやつが嫌いだ……』

「まぁまぁ……」


ってコナンくんとコソコソ話をしていたら


「あら、別にいいじゃないの……こんな無邪気なのは子供のうちだけよ」


と、隣から大人びた声が聞こえた


『(この子誰かに似てるなぁ〜……確か………名前は………)』

『ﾎﾞｿｯ)宮野志保……』

「「…………‼」」


えっ？何でコナンくんが反応するの……この子ならわかるけども……


『(そうか‼この子……コナンくんと同じか‼………‼)』


私の頭が一瞬だけ、ほんの一瞬……嫌な思い出が頭をよぎった……まぁそんな事は置いといて

私………この子達の名前を聞いてないじゃないか……


『ねぇねぇ君たち、名前何て言うの？』

「あぁ、そういえばこいつら名前言ってなかったな……じゃあ俺が代わりに言う……あそこのソファーの一番右に座ってるのが歩美ちゃん、そのとなりが光彦、んで、一番でかいのか元太……最後にお前のとなりにいるのが……」

「灰原哀よ……貴方は？」

『私？私はね野崎A。』

「………‼」

『久しぶりだね志保ちゃん……』


ほらこの声、このにおい、この瞳、この髪色……やっぱりそうだ……


「おめぇら知り合いか……？だからA、灰原のこと知ってたのか……」


おやおや……どうやらコナンくんも知っていたようだね…………それじゃあ話が早い


『私と志保ちゃん……いや、哀ちゃんの二人の秘密を共有しようか……この三人で………』

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