【HSJ】最年長のお姫さま (ページ32)

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一｢あの映画の参加者は、ほんとは4人じゃなくて5人だったんじゃないかな？もう1人は多分、危険なシーンを専門に演じるスタントマン、とか？｣

蔵沢｢...さすがは名探偵の孫。と、言いたいところだけど、確かにスタントマンは使ってた。だけどそれが別に珍しいことじゃない。｣

一｢俺が妙に思ってるのはそんな事じゃないよ。...なんで、5人目の参加者がいることを隠してるかだ。｣

蔵沢・門脇｢...｣

一｢おかしくないか？アクションのキーパーソンとも言えるスタントマンをスタッフロールにも載せずに存在そのものをなかったことにするなんて、｣

一｢あんたは蔵沢明の孫として業界中に注目されてる。何かスキャンダルになるような事があれば、隠したいと思うのも不思議じゃないよな？｣

蔵沢｢...変な言いがかりはよせよ｣

｢...｣

美雪｢...そうよ、なにか証拠はあるの？｣

一｢あるよ、目撃証言が出てる。なあ、おっさん｣

剣持｢ん？｣

一｢このシーンの撮影場所であんた達がぐったりした男を車で運んでたって｣

門脇｢...ぷっ、ははははっ、名探偵の孫が聞いて呆れるな？あの時僕達は車なんて使ってない！！｣

蔵沢｢おい！門脇！！｣

門脇｢...！！｣

剣持｢おい、一、そんな目撃証言なんて出てないぞ｣

一｢あれ？そうだったっけ？｣

｢...はい、自爆｣

蔵沢｢...おい、騙したな、｣

一｢騙してたのはあんたの方だろ｣

門脇｢...っもうむりだよ蔵沢！！これ以上隠しきれないよ！！正直に話そう！！｣

蔵沢｢お前は黙ってろ！｣

門脇｢...なんだよその目！！やっぱりお前がやったのか！？泉谷と真田を！口封じのために！！｣

蔵沢｢黙ってろって言っただろ！！！｣

畠山｢...っおい！お前！なにした！大丈夫か！！｣

｢...！？｣

｢佐木くん！美雪ちゃん！！｣

｢ま、さか、睡眠、薬、｣

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