不協和音 3 ページ46
シャワーの水を頭から浴びて、眠りから覚めたように現実に愕然としていた。
そんな中、部屋のインターホンが鳴るのが聞こえた。
ハヨンが注文した夕食の宅配、もう届いたの？
気になってすぐに浴室を出た。
髪を濡らしたままとりあえずリビングに戻ったが、ハヨンの姿はない。
代わりに玄関でハヨンと誰かの話し声が聞こえる。
会社の人に違いない。また誰か駆け付けてくれたのだろう。
隠れていたい気持ちだが、そういうわけにもいかなく、私はおずおずと玄関のほうへ歩いた。
そこでは、再び血の気が引くような光景が待っていた。
ハヨン、そしてロングコートを着たジュノが隣に立っていた。
二人揃ってきょとんとお風呂上がりの私を見ている。
ジュノ？？
ここに、来たの？？？
動揺から、私の目線は二人の間を行き来した。
そんな二人も私から目をそらさなかった。
「インターホン見たら本人だったので開けました・・だって、ジュノさんですよ、オンニ。(驚)」
彼女こそ緊張で固まっていた。そりゃそうだ。
この気まずい状況、ハヨンにどう説明しよう。。
相変わらず物怖じしないジュノが先に口を開いた。
「突然訪問してすみません。
様子を見に来たんだけど、部屋に上がってもいいかな？」
「もちろん！どうぞどうぞ！！」
ハヨンがぎこちなくジュノを部屋に上げ、案内した。
実際ジュノはもう何度も来たことあるけど。
でも最後に来たのはしばらく前。
彼はリビングに入ると、手袋を外しながらぐるりと部屋を見回し、その変化を確かめていた。
私は意を決してハヨンに振り向いた。
「ハヨン。申し訳ないんだけど、二人だけで話したいことがあるから、ジュノを私の部屋に案内するね。」
「もちろん、いいですよ！！お邪魔しないので、ゆっくりしてもらってください！」
ハヨンはまだ高ぶっていてジュノに目が釘付けのようだったけど、私はさっさと彼を自分の部屋に押し込んだ。
私は最後までハヨンの様子を確かめながら自分の部屋のドアを閉めた。
そして大きく息を吸って振り返った。
ジュノがそこに立っている。
彼はベッドの上に視線を落としていた。
私たちがお互いへとのめり込んでいった場所。
そしてゆっくりと歩み寄る私に気がつくと、すぐさまジュノから覆いかぶさってきた。
私が求めていたように、力強く、締め付けるように。
そして呻くように私を呼ぶ。
「A・・！」
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なつ?(プロフ) - はじめまして！とても面白くて一気に読んでしまいました^^;続き期待しています！ (2019年10月31日 19時) (
レス) id: fc66c4ce63 (このIDを非表示/違反報告)
クロワッサン(プロフ) - Naishanさん» メッセージいただいていたのに、大変遅くなってすみませんでした。。この先を気になってくださり嬉しいです！本当にありがとうございます (2019年9月17日 22時) (レス) id: f77aa2c100 (このIDを非表示/違反報告)
Naishan(プロフ) - どうなっちゃうんでしょう…すごく先が気になります！ (2018年12月31日 20時) (レス) id: d333c1ee1e (このIDを非表示/違反報告)
クロワッサン(プロフ) - Naishanさん» コメントありがとうございます！！読んで待って下さる方がいることを知れて、とても嬉しいです(涙)更新がんばりますね！これからもよろしくお願いします:) (2018年11月29日 17時) (レス) id: f77aa2c100 (このIDを非表示/違反報告)
Naishan(プロフ) - 早く続きが見たいです！めちゃくちゃ面白い！ドキドキします。 (2018年11月29日 17時) (レス) id: d333c1ee1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロワッサン | 作成日時：2018年11月5日 17時
