Your Loving (ページ7)

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－7－カンケイ[2] ページ7

あたしは黙って頷く。

ドンヘはクスッと笑うと、あたしの手を引いて寝室に向かった。

ここはあたしの家だというのに、ドンヘはまるで自分の部屋かのように、素早く寝室に向かう。

ドンヘと体を重ね合わせるのは、何回目だろう。

あたしとドンヘの関係。

それは。

お互いの寂しさを埋め合わせるような道具だ。

いや、少なくともあたしには、もうオッパへの寂しさなんてない。

ドンヘは、きっと。

あたしのことを、寂しさを埋め合わせるための道具としか思っていないだろう。

ドンヘにとってあたしは、

ストレス発散法なんだ。

ドンヘと行為をするとき、ドンヘはあたしの名前を呼ぶだけで、愛情表現なんて全くしてこない。

それどころか、一度だけ。

行為中に、あたしの名前ではなく、知らない女性の名前を呼んだこともある。

きっとその人が、ドンヘの元カノなんだろう。

ドンヘは気付いていなかったから、無意識に呼んでいたんだと思う。

それだけ、元カノのことが好きなんだね。

そう思ったんだ。

あたしはこんなカンケイを望んでいない。

あたしはドンヘにとっての、特別な人になりたいのに…