Lifesaving - 感じる鼓動 - 5章

・ LIFE １９３ ページ7

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びっくりするくらいに軽くて驚くけどスクールバックを両手で抱えてキョトリとしてる彼女を見ていれば思わず浮かんだ微笑み。




元来た道を引き返して救命センターに向かう。




普段の俺を知るナースの人達はニヤニヤとしながらこっちを見てくるから少し腹が立つ。




そんなこともつゆ知らず彼女は無邪気に笑っていた。




ソファーにそっと降ろせば……





蒼川｢ありがとう、もしかしてここの先生？｣



名取｢救命のだけどな。処置はあそこにいる先生にしてもらえ。

俺は帰るし、じゃあな｣




白石先生と目が合って目だけで訴えればバットに必要な道具を揃え始めていた。





蒼川｢先生！ありがとう｣


名取｢……おう、気を付けろよ｣





きっと二度と会うことが無いであろう彼女に口角を上げて手を振ればブンブンと音がつきそうなほどに振り返してきた彼女。




名前、聞いとけばよかった。




そんなことを思っていたら背後から聞こえてきた白石先生と彼女の会話。



歩くスピードを緩めればハッキリと聞こえてきた二人の声。





白石｢大丈夫？！……名前、言える？｣


蒼川｢蒼川蓮子です！凡下高の！｣





あぁ近くの高校生か。




まぁ、そんな事はどうでもいい。




早く家に帰って眠りたい───







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他の作品も書いていて、この後私が書いている【お姉ちゃんとは違う】の登場人物もコード・ブルー内で出そうと思っています！


今のところ、【君は今 笑っていますか？】以外のお話は全てリンクさせているのでどの作品も絡めて楽しめるようになっています！


宣伝にはなりますが、他の作品共々よろしくお願いします！




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