・ LIFE ２１２ ページ36
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・白石side
西条｢若い連中がみんなオペに入っててな。部長が1番暇ってことだ。……えぇと、こっちか｣
藍沢先生とA先生の方を見てそう言った西条先生はテキパキと手を動かした。
『……びまん性損傷で脳ヘルニアの傾向があります。ICPモニターの装置をお願いします。』
A先生はあんな事があったにも関わらず仕事をきっちりとこなして見せるから本当に尊敬する。
西条｢了解。右前頭葉に入れる。｣
……やっぱり技術の先輩として、人生の先輩としても尊敬出来る。この先生は。
水の様に美しく流れる西条先生の手を見つめながらそんな事を考えていた。
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橘｢覚えてるか？何ヶ月か前、似たような患者が三人運ばれてきただろう。緋山が戻ってきてくれた最初の日だ。｣
ボードを見ながら橘先生と私しかいなくなった部屋に静かに橘先生の声が響く。
あぁ、そう言えばまだA先生は来てなくて緋山先生が来てくれた日で、藍沢先生が救命には戻らないと宣言した日だっけ。
白石｢高所転落とマンション火災の熱傷、それと…あの時は心筋梗塞の女性でしたよね。｣
あの頃はまだAが戻って来るなんて思ってなかったときだ。
橘｢3人のうち1人しか助からなかった。2人は亡くなった。今日は全員救えた。
お前のおかげだ。お前が皆を引っ張ってくれたから、いいチームになってきた。｣
A先生が戻って来て昔に完璧に戻ったと思っていた。
だけどA先生は暗い大きな闇を抱え込んでいて藍沢先生も変わってないように思えて結構変わった。
だけど今のこの時間があるのは────
白石｢─────みんなのおかげです。｣
そう言えばニヤリと笑って私を見た橘先生に私もニヤッと笑い返した。
橘｢お前らしいな｣
私らしいって、何だろうなぁ。
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あられ(プロフ) - 夢主と藍沢先生が結ばれるそういう作品にしてほしいです…続き頑張って… (2018年5月23日 19時) (
レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤勝利LOVE(プロフ) - 頑張ってください これからも応援しています！ (2018年5月13日 17時) (レス) id: 9db5a86e99 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - いつも、続き楽しみにしています！更新お願いします！ (2018年5月11日 17時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 続き楽しみにしています！ (2018年4月22日 16時) (レス) id: ce7544d8fb (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 更新されていて嬉しいです。これからも楽しみにしてます。 (2018年3月9日 7時) (レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2017年12月7日 14時
