・ LIFE 216 ページ30
.
・藍沢side
『……橘先生』
Aの後を追いかけてみればAは橘先生に話しかけていところだった。
そしてすぐに、何で隠れてしまったんたまろうと後悔した。
『今朝耕が言ったこと、忘れてくれませんか』
橘「……それは、どういう…」
『Cullosの事を許した訳じゃないし罪悪感を感じてるわけじゃないんです。
ただ、彼を壊してしまったのは紛れも無く私のせいです。
私だけが幸せになるだなんてなんか虫がいい気がするから……』
橘「それは藍沢に言ったのか?」
『……言ってない、です。』
橘「言おうか迷っていたんだが、…Cullosのことやお前がアメリカに行っていたあいだに何があったのかも全て話したんだ。」
『……は?』
橘「このままだとお前は誰にも何も言わないと思ったから。すまない。」
黙りこくったAに橘先生は頭を下げ続ける。
俺はその場面を見ることが出来なくて背を向けて元の道を引き返した。
俺はこの時どうすれば良かったのだろうか。
Aと橘先生の間に割り込んで大丈夫だとAをきつく抱き締めれば良かったのだろうか。
……だけど俺は、何度この時間をやり直しても同じ事をするような気がしてならない。
──────── この日、Aと始まった日であって、Aと終わった日でもあった。
.
1276人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あられ(プロフ) - 夢主と藍沢先生が結ばれるそういう作品にしてほしいです…続き頑張って… (2018年5月23日 19時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤勝利LOVE(プロフ) - 頑張ってください これからも応援しています! (2018年5月13日 17時) (レス) id: 9db5a86e99 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - いつも、続き楽しみにしています!更新お願いします! (2018年5月11日 17時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 続き楽しみにしています! (2018年4月22日 16時) (レス) id: ce7544d8fb (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 更新されていて嬉しいです。これからも楽しみにしてます。 (2018年3月9日 7時) (レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ラベン | 作成日時:2017年12月7日 14時