・ LIFE ２１３ ページ27
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ラッセルクサリヘビはその名の通り、クサリヘビの仲間で、ハブやマムシ、ガラガラヘビなどに近い種類。
通常、クサリヘビ科の毒は「出血毒」と呼ばれるタイプのもの。
その本体はタンパク質分解酵素で、これが血が固まるのに必要な仕組みを乱す。
そして血球や周囲の細胞を傷つけるから出血したり、組織が壊死したりしてしまう。
出血した際血が固まるように見えるのは、出血毒が一時的に血液の凝固を促進するため。
出血毒なのに血が固まるのを促進とは奇妙な感じがするけれど、その結果、血が固まるのに必要なタンパク質が消費しつくされてしまい、結果的に出血しやすくなる恐ろしいもの。
具体的な症状としては、噛まれた周囲に激痛と腫れが起こり、痛みが徐々に全身に拡散。
そして皮下や内臓、古傷からの出血、腎機能障害、吐き気、血便、血尿等の障害が起こる。
知っている情報が一気に脳内を駆け巡り目眩が起こりそうになる。
Cullos｢“その反応だと、……知っていたみたいだな”｣
白石｢もしかして、だから緋山先生の時Aはエボラじゃなくて毒だと思ったの？｣
『……そう、よ。
あの事件の現場で見た時ただ銃で撃たれただけじゃないって気がついた。
毒が塗られているって気が付いたのはしばらく経ってから。
“……覚えてる。忘れられるわけが無い。それがどうしたの”』
Cullos｢“その毒を今持っていると言ったらどうする？”｣
『……は、』
もう片方のポケットから瓶を取り出してナイフにかけた。
『いや、辞めて、』
私は必死に背中にいる耕を遠ざけようとした。
ニコニコと笑いながら1歩ずつ近付いてくるカルロスに合わせて後に下がれば、ナイフの先から毒を滴り落としながらこっちに向ける。
Cullos｢“その男がAのずっと思っていた人？”｣
耕を目当てなのか、私を目当てなのか。それとも私の大切な人全員が目当てなのか───
Cullos｢“その男がどれだけお前を愛しているのかは知らないが、俺はAを、Aだけを永遠に愛してる”｣
『やめて、お願い辞めて、』
藍沢｢A、逃げろ｣
『いや、いやだ、お願い、カルロスお願いだから辞めて、』
涙で前が見えなくなった時。カルロスが優しく笑った。
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あられ(プロフ) - 夢主と藍沢先生が結ばれるそういう作品にしてほしいです…続き頑張って… (2018年5月23日 19時) (
レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤勝利LOVE(プロフ) - 頑張ってください これからも応援しています！ (2018年5月13日 17時) (レス) id: 9db5a86e99 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - いつも、続き楽しみにしています！更新お願いします！ (2018年5月11日 17時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 続き楽しみにしています！ (2018年4月22日 16時) (レス) id: ce7544d8fb (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 更新されていて嬉しいです。これからも楽しみにしてます。 (2018年3月9日 7時) (レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2017年12月7日 14時
