・ LIFE １４３ ↓ ページ4
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Flend｢“A、Erizasが、Erizasが！！”｣
駆け寄れば涙をボロボロ零しながら藁にもすがる思いで泣きついてきたFlend。
そして思った。医者という立場ではなくErizasの家族として言っているんだ。
『“まだ少し息はある！！！……でも、”』
皮下出血に四肢の痙攣……遅かった。毒が完璧にまわってる。お腹の子もきっとダメだ。
悔しい。と思いながら伝える。
『“……諦めるしか、無いわ”』
するとがっと肩を掴まれて揺さぶられる。
Flend｢“ふざけるな！！！！なんでお前はそんなにも冷たいんだ！！感情が無いのか？！おかしいよ！！！！”｣
『“よく考えて！！！あなたも医者なら分かるでしょう？！この状況でErizasを救うのは不可能なの！
どう頑張っても無理なの。さっきまで同じような事があったでしょう。
これから嘔吐、血便、血尿が出るわ。
だから───────”』
もういい！と弾き飛ばされて私は尻もちをつく。
そしてFlendは泣きながらErizasに“無駄な治療”を施し始めた。
──────── ごめんなさい
そんな思いを残しながら立ち上がりその場を去る。
『“Beil！！！……、”』
一目瞭然だった。
頭と腰のあたりを撃ち抜かれているBeilのそばに泣きながらすがっているDian。
『“……もう、遅かったわ”』
そう呟けば
Dian｢“嫌よ、A、お願い。A！あなた医者でしょう？！助けて、お願い、
少しでも可能性があるなら、お願い！”｣
普段冷静沈着で落ち着きの塊であるようなDianが泣き叫びながら私の手を握る。
そのDianの手は自分の腕から流れ出た血と、Beilの血が混じったせいでどす黒い色に変わっていて、その血液が私の真新しい手袋を染めた。
その手は震えていて毒が回っていることを証明していた。
『“Dian、まずあなたの腕を”』
Dian｢“私はいいの！！！！お願いだから、Beilを、死なせないで、お願い！！
お願いだから、お願いだからBeilを！！！助けて、お願い！！！A！！！！！！！”｣
わかっていながらも私はDianに答えてBeilを診る。
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玄ちゃん(プロフ) - 最後の方から誤字脱字がありますので直した方がいいと思いますよ。 (2018年7月12日 18時) (
レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
ka.(プロフ) - たくさんのコード・ブルー作品を読んできましたが、作者様の作品が一番好きです。主人公の過去、お互い好きなのに結ばれないもどかしさ、シニアドクターの絆、涙涙で読みました。これからも楽しみにしているので、更新頑張ってください。心より応援しています！ (2017年12月3日 3時) (レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
なお - 全部読まさせていただきました！とても面白くて更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2017年11月30日 6時) (レス) id: eef0ffb7e2 (このIDを非表示/違反報告)
なほ - 毎日更新楽しみにしてます！なので更新お願いします。 (2017年11月13日 0時) (レス) id: c219c4c7e4 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 更新お願いします (2017年11月12日 18時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2017年11月2日 15時
