・ LIFE １６３ ページ24
長い夢を見ていた気がした。
思い出したくないような、苦しいような、辛い思い出を。
あー、やっちゃった。
確かストーカー被害にあっていた中川妃菜さんを助けようとして…
鈴木さんに胸を強く叩かれて、その後首を思いっきり絞められて意識飛んだった。
あー、もう、何やってんだろ。そっと腕を持ち上げて天井にかざしてみる。
『……傷、』
左手首の傷。思いっきり切ったあの時を思い出す。
死にたい。人として1番思っちゃいけないことを思って、思いっきり切った。
迷いはなかった。でも、今思えば本当に馬鹿なことをしたんだなって思う。
生きててよかった。
あの時、三井先生に怒られなければ私は戻ってこれなかったし、大好きな人達に会えなかった。
まだ薄暗い中、そっと起き上がる。
病室を抜け出してスタッフステーションに行けばそこには三井先生、名取、雪村、灰谷、横峯がいた。
『……あれ、シニア達は？』
声をかければバッと立ち上がったフェロー達4人。
名取｢え、A先生、起きて大丈夫なんですか？！｣
『うん。もう大丈夫。ごめんね』
三井｢……A、｣
『すみません。ご迷惑おかけしました。』
横峯｢でも、大事とってもう一日休んだ方が……｣
『うん。休ませてもらうつもり。』
そうですか。と言う4人に私はそっとその場を離れた。
そして私は、休みをもらってお母さんとお父さんのお墓に行った。
ちゃんと手を合わせて2人に伝える。
『……あなた達に育ててもらったわけじゃない。だけど、産んでくれてありがとう。
大好きな人達に、出会えたんだよ。』
そっと立ち上がり空を見上げれば青空が広がっていた。
これで、私のしなければいけない事の一つは終わった気がする。
『いやー、ご迷惑おかけしました。
まさか首締められたくらいでぶっ飛ぶとは思ってなかったです。すみません。』
朝のカンファレンスで挨拶をする。
白石｢い、いやー、全然迷惑なんかじゃないよ！ありがとうね！｣
笑顔なのに、なんで、目を、合わせてくれないんだろう。
まぁいいや。と私は鈴木さんの所に行き、一緒に精神科へと連れていった。
そして、中川さんも。
鈴木さんは一昨日のことを謝ってきた。
鈴木｢……すみません、でした。｣
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玄ちゃん(プロフ) - 最後の方から誤字脱字がありますので直した方がいいと思いますよ。 (2018年7月12日 18時) (
レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
ka.(プロフ) - たくさんのコード・ブルー作品を読んできましたが、作者様の作品が一番好きです。主人公の過去、お互い好きなのに結ばれないもどかしさ、シニアドクターの絆、涙涙で読みました。これからも楽しみにしているので、更新頑張ってください。心より応援しています！ (2017年12月3日 3時) (レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
なお - 全部読まさせていただきました！とても面白くて更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2017年11月30日 6時) (レス) id: eef0ffb7e2 (このIDを非表示/違反報告)
なほ - 毎日更新楽しみにしてます！なので更新お願いします。 (2017年11月13日 0時) (レス) id: c219c4c7e4 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 更新お願いします (2017年11月12日 18時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2017年11月2日 15時
