貴方達と、出逢えた奇跡 ３ ──

・ 女の子の日 ページ39

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懐かしい夢を見た。


これは私がまだ涼太の事を涼太くんと呼んでいて、JUMPのみんなと本音で話せていない時のお話。





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『ぐっふぉ』





なんて変な声が出た。



誰もいない楽屋にただ一人。



他のメンバーはまだ来てない。



30分以上早く着きすぎちゃった私がいけないんだけどやっぱりいつも10人でいるのに静かな、広い楽屋に1人でいると寂しく感じる。



それに、さっきからお腹痛いし。



女の人ならきっと分かると思うんだけど、とてつもなく痛いしめんどくさい日が1ヶ月に１回は必ず来るアレです。



今日は、明日MステのスペシャルがあるからとリハーサルをMステのセットを使ってやることになった。



明日一緒のアーティストの方々もいるらしいんだけどね。



温かい飲み物売ってるかな、と楽屋の外に出てみる。



……誰もいない。





『寂し、』





長い廊下をノロノロと歩いて自販機を目指す。



あった。ここの自販機、私の好きな抹茶オレがあるからすごい好きなんだよね。



温かい抹茶オレを買ってその場で開けてその場で一気飲みをした。





『……美味しい、』





缶をゴミ箱へポイと捨てると、





数原｢ふはっ、うまそーに飲んだな｣





パッと後ろを向けばタンクトップに短パンのおっちゃんがいた。





『お、数原のおっちゃんや』


数原｢誰がおっちゃんや｣


『へへへ、龍友くんも明日のリハ？』


数原｢そー、Hey! Say! JUMPとGENERATIONSってよく被るよな｣


『そうだねー、明日はダンスバトルっていう題名だからなぁ…』


数原｢せやなぁ……｣





龍友くんは水を7本買っていて、





数原｢Aも持って｣





と2本持たされた。





数原｢じゃんけんして負けてもうてさー、700円の出費や｣


『ははっ、』





やばい、お腹痛いわ。顔には出さなかったけどちょっと痛んで来た。





数原｢他のJUMPさんはまだ来ないの？｣


『他のJUMPさんはねぇ、まだ来ないんですよ。

私が時間 間違えて30分以上前に来ちゃったから』


数原｢アホやな(笑)アホなAは建材やったんやな｣







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