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気付けば私はお父さんと腕を組んでいて、大きい扉の前に立っていた。




それでは、と言うスタッフさんの声と共に大きく扉が開かれて私とお父さんは1歩ずつ歩いていく。




キラキラと輝くたくさんの光の奥には真っ白のスーツに身を包みこっちを向いている剛典の姿。




優しく、こっちを見て笑っていて胸が高鳴る。




歩きながらお父さんが一言、





父「良い人に、出逢えて良かったな」





そう言うから、私の両目からは大量の涙が溢れ出した。




それを見た剛典はびっくりした顔をして、でもふはって笑ってくれて待っていてくれた。




剛典の側まで行けば、お父さんは立ち止まり、剛典に頭を下げた。剛典も真剣な顔をして頭を下げた。





父「Aを、よろしくお願いします」





はい、と震える声で顔を上げた剛典の瞳には溢れそうな程に潤む涙が浮かんでいて、私はそれを見てもっと涙を流してしまう。




私はお父さんから離れて剛典腕に自分の腕を絡ませるとゆっくり歩いた。そんな私に剛典は前を見て言った。





岩田「…7年間、ずっと俺を好きでいてくれてありがとう。

ずっとずっと、俺を想っていてくれて、本当にありがとう」



『……うん、私も、ありがとう』





そう言えばもう神父さんの前に着いてしまい剛典から少し離れる。





「……岩田剛典、黛Aを病める時も健やかなる時もただ彼女だけを愛し、一生を捧げることを誓いますか?」



岩田「…この身に誓って、彼女だけを……Aを愛することを誓います。」



「……黛A、岩田剛典を病める時も健やかなる時もただ彼だけを愛し、一生を捧げることを誓いますか?」



『…この身と、一生に誓い、剛典だけを愛することを、ここに誓います。』




「それでは、誓のキスを───」





ゆっくりと向き合ってベール越しに剛典を見る。




剛典はやっぱり目に涙を浮かべていて私も絶え間なく溢れてしまった。





岩田「泣くなよ、(笑)」





そう言いながら剛典はベールにそっと手を添えるから私は震える手でしっかりとブーケを持ちながら少し屈んだ。







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設定タグ:三代目Jsoulbrothers , 岩田剛典 , 登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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あっちゃん - すごくよかったです。本当にこうなればいいなぁと思いました。読むたびに感動して涙がとまりませんでした。 (2018年3月20日 21時) (レス) id: f83acd1f10 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - すごく切なくて心温まる話でした。臣ちゃんsaidも結婚後も見てみたいです!楽しみにしてます (2017年12月16日 22時) (レス) id: 2003420e41 (このIDを非表示/違反報告)
ayanalovedance(プロフ) - 最高です!!結婚後すごく気になります!!! (2017年12月16日 21時) (レス) id: 30d2492fd6 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 結婚後すごく読みたいです!!キュン死しそうです! (2017年12月16日 18時) (レス) id: 0c4620f798 (このIDを非表示/違反報告)
ishrmy37(プロフ) - 岩ちゃんとの結婚後のお話も是非見たいです! (2017年12月16日 16時) (レス) id: c0d66834b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2017年11月30日 21時

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