Lifesaving - 感じる鼓動 - 2章

・ LIFE ５８ ページ13

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『それに、私達もそう。ナースがいるだけで少なからずホッとする。私はね、雪村さん。』




不満そうな顔をしている雪村さんに




『患者さんや、患者さんの家族に寄り添うことが出来るナースになって欲しいの。

あなたはそこら辺のナースよりも確実に使えるし、頭も良くきれる。ナースとしての技術もある。

焦らなくていい。ゆっくりでいい。あなたの……雪村さんのペースでいいから、一緒に歩いていこう。』






そう言うと雪村さんはふっと顔をほころばせ微笑んだ。





雪村｢はい。分かりました。｣

『双葉ちゃん、笑うと可愛いじゃん。』




ほっぺをムニっと掴んで言うとやめてください。といつものポーカーフェイスに戻ってしまった。




『いつもありがとね。信頼してるから』




そういい私へコーヒーを持って医局を出た。









さ、帰るか。

カップを捨てて私服に着替える。









深夜にロック音楽は迷惑だろうと思い無音で車を走らせる。






私は、これからどうすればいいのだろうか。




耕のことも、これからの進路のことも、Cullosのことも。









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