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藍沢「馬鹿か!!!!!!!!」





地面に着くやいなや、今まで聞いたことのないような大声で怒鳴られた。




藍沢「なんで行った。危ないだろう!怪我は?してないか?

……すまなかった。手、離してしまって。」




勝手に走っていったのは私なのに、手を離したのは私なのに、どれだけこの人は優しいのだろうか。




『ごめん、なさい』




良かった、と頭を撫でられ抱きしめられた。



火事の現場で何やってんだ…と思ったがぎゅっと抱き締め返しておいた。




『……あ、耕!あのね、家の中にまだ人がいたの!』




そう言えば手をしっかりと痛いほど繋がれ、消防隊員の人達に伝えに行く。




2人で今度こそしっかりと手を握りあって消化活動を見守っていると、中から消防隊員に支えられながら出てきた人が2人いた。




その2人は消防隊員の人に床に座らされて、消防隊員は中に入っていってしまった。




その2人とは、同じ部屋のゆかさん。




それと、仲が良くて勉強をよく教えてもらったりしていた明智(あけち)さんという1個上の男の先輩。





『ゆかさん!明智さん!』






そう声をかければゆかさんはゆっくりと手をあげて振り返して───くれなかった。





片手を挙げたかと思えばだらりと手を下ろしてしまった。




そしてそのまま、体が前へと傾き、床に倒れた。





それを支えようとした明智さんも、一瞬動きが止まったかと思えばその場に崩れるように倒れてしまった。





え、と隣にいる耕と目を合わせれば無意識のうちに体が反応した。




繋いでいた手を離して私達は走った。




私はゆかさんに、耕は明智さんに駆け寄り膝をついて声をかける。




『ゆかさん!ゆかさん!!!聞こえますか!大丈夫ですか?ゆかさん!』




肩を叩いて口元に耳を持っていくも意識は無く、呼吸をしていなかった。




『耕!ゆかさん呼吸してない!!』




藍沢「こっちもだ!呼吸してない!」





どうしよう、どうしよう、どうすればいいんだ。




頭が真っ白になりかけた時、





スゥという息を吸い込む音が耕の方から聞こえた。




何かと思い見れば目を閉じて深呼吸をしつつ、指を擦り合わせている耕の姿。




指を擦り合わせているのは、何かを考えているからで、




きっと今の状況を、ちゃんとわかる大人がいない中どうやって対処すべきかを考えているはずだ。




それを見て私も深呼吸をして自分の胸に手を当てる。






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momonga(●´ω`●)(プロフ) - 更新頑張ってください!!楽しみにしてます! (2018年8月17日 18時) (レス) id: af7a87634d (このIDを非表示/違反報告)
- 更新ありがとうございます!続き楽しみにしてます!! (2017年10月28日 20時) (レス) id: ce7544d8fb (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きをまた、読みたいので、更新頑張って!!fight!! (2017年10月11日 9時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - はじめまして、Lifesavingシリーズの更新いつも楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2017年10月9日 20時) (レス) id: 9d35abaae1 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - Past8名前固定されています! (2017年10月9日 20時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2017年9月14日 14時

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