105話目ルシファー・リリアside ページ9
それから、再びみんな料理を食べ始めたが全員…ではなくナトレアさん以外無言だった。
ナトレアさんはみんなと早く仲良くなりたいのか、グイグイ攻めていっている。
よう、こんな状況でグイグイ攻めていけるな…w
それをうち含むみんなは、適当に流してるって感じだ。
楽しい空間壊れてもうたなぁ…。
シアン先輩一体どないしたんやろうか…？
心配やからできるだけ言ってほしいわ。
シアン先輩はこの空気にもうそろそろ限界になったのか
シア｢僕、部屋に戻るわ｣
と、周りもポカーンとする程冷たい声でいい、食堂を後にした。
そして、すぐにナトレアさんが
マリ｢わ、わたしぃ…心配だから見てきますねぇ〜…｣
と言って食堂から出ていった。
シアン先輩とアイツが二人っきりかぁ…。
その後も何特に無く、うちは黙々と飯を食っていた。
すると急に、
マリ｢きゃあああ！！！｣
と、ナトレアさんの悲鳴が聞こえた。
ナトレアさんが叫んですぐ、うちらは駆けつけた。
そこには、右腕から血を流して座り込んでるナトレアさんと、絶望の顔をしたシアン先輩が居た。
それを見て、みんなはいろんな表情をしていた。
1人は悲しみの表情をし、
もう1人は驚きの表情、
もう1人は怒りの表情をしていた。
エミ｢な、にがあっ、たんですか…？｣
コネ｢マリアの腕からなんで血が流れとるん…？｣
アリ｢えっ…？ねぇ…どういう事…？｣
うちらは、シアン先輩とナトレアをじっと見つめていた。
シア｢あのn((マリ｢うわぁーん！…あの、ねっ？…シアンちゃんがっ…｢新人のくせに！僕よりみんなに好かれて調子乗るな！｣って、いきなり…切ってきたのぉ…｣えっ…｣
シアン先輩が、説明をしようとするとナトレアさんが横から入ってきた。
シア｢違う！僕はやってないよ！信じてっ！｣
そうシアン先輩は言った。
でも、帰ってきた言葉は
うつ｢ちょっと黙っとって｣
ペ神｢マリアちゃん、怪我治療しに行くよ｣
と冷たい言葉しか帰ってこなかった。
シアン先輩は泣きそうになっていた。
助けな！
そう思ったが、体は思ったように動いてくれなかった。
うちの代わりにシアン先輩を助けようと前に出た人が居た。
それは…
シア｢ショッピ…シャオさん…、レオ…トン氏…、エミさん…兄さん…｣
コネ｢ショッピくん…仲間を傷付けるような"裏切り者"を庇う気なん？｣
ショ｢当たり前やないですか。こんなぽっと出の新人より、何年も一緒にやってきた同僚を信じるでしょ｣
106話目引き続きルシファー・リリアside→←104話目引き続きレオ・アレンside
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