142話目シアン・シャルルside ページ49
シア｢なんで…？もう試験始まってるやん。｣
走ってきたのだろうか、シャオさんは少し息を切らしていた。
試験場からここまで距離遠いもんなぁ…。
僕の問に対してシャオさんは無言だった。
ねぇ、シャオさん…
シア｢なんで僕の部屋に来たん…。｣
僕なんか…要らんやん…。
すると、シャオさんは口を開いた。
そして、
シャ｢お前が心配やったから。｣
シャオさんはそう一言言った。
それと同時に、僕は胸が締め付けられた。
僕は…今何したいんだ？
自分から離れていったのに、結局…どうしたいんだろう…。
シャ｢お前が来おへんから、アリスやひとらん…トントン達心配してんで？｣
シア｢…。｣
シャ｢シアン…。｣
シャオさんは凄く悲しそうな顔をしていた。
…僕はシャオさんにこんな顔させたくない…。
シア｢シャオさん…。｣
シャ｢！｣
シア｢今から行ったら、幹部との試験ぐらい間に合うよな？｣
シャ｢お、おう…。｣
ﾆﾔﾘ…
そうとなったら決まったな…！
シア｢シャオさん！早う試験場行くぞ！！ここまでサボっとったらトン氏に粛清されるわ！！｣ﾆｶｯ
シャ｢…！！せやな！はよ行こか！！｣
僕とシャオさんは試験場に向かって走り出した。
マリアさんには悪いけど、ここの幹部はやっぱり辞められへん！
僕は、きちんと自分で自分の居場所を守る為に戦おう…僕はそう思った。
ーーーーーーーーーー
？１｢へぇ〜…シアンちゃん強くなったじゃん。｣
？２｢おい、バカ総統…。何敵国に来てるんですかねぇ〜？(暗黒微笑)｣
？３｢はよ帰りましょ〜よ〜…｣
？１｢うわっ…お前らも来とったんかよ…。というか、外交はどうしたんだよ！｣
？３｢もう終わったもーん｣
？４｢はぁ…昔助けた子も見れたっすよね。はよ帰って書類しましょ｣
？１｢そうだね、んじゃ帰るか〜…｣
？１｢またな、グルッペン。我々国の幹部達よ｣
続編！(何回目？？？？？)→←141話目引き続きカイン･イリヤスside
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