135話目カイン･イリヤスside ページ41
カイ｢俺は、試験を受けるためにここに来た。けど、こんな内ゲバに付き合うんなら訓練所に行って兵の勢力をあげた方がマシだ。それに、無駄なけが人を増やしたくない。戦争もいつ起きるか分からない。｣
そこまで言ってハッとする……。
やべぇ…幹部様方にめっちゃ偉そうなこと言ってしまった……あー……処刑確定かなぁ……
兵のみんなありがとう……(遺言)
トン｢そ…やな。今は試験に集中しよう。｣
？！えぇ……
みんな渋々といった感じで準備を始めた……
総統さんも俺に何も言わず……
あ、これ後でやられるやつか……
まぁ、さくっとやりますかー！
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…
この試験は幹部又は軍の次期、隊長、副隊長を決めるものである。
尚、幹部になれるのは軍の隊長、副隊長である場合。
しかし、次期隊長、副隊長になるのは誰がなっても良い。
必ず、幹部や隊長、副隊長になれるとは限らない。
実力を見るものであるため、決められた試験内容をクリアしたければもちろんなることは出来ない。
試験内容
1、遠距離試験
500メートル先から的に目掛けて銃を撃つ訓練。
弾は5回撃つことができ、それを外さなければクリア。
2、近距離試験
指定された武器(ナイフか刀、剣のいずれか)で用意された標的(木人)を2発以下で倒す訓練。
尚、木人とは木でできたただの人形のようなものだが、油断しないように。
2発以上攻撃を仕掛けようとした場合のみ動き、無抵抗に追いやることも出来る。
3、幹部との試験
これは幹部になるもののみが受けるものである。
その名の通り、ここまで乗りきった幹部志願の者と今の幹部が戦う。
戦闘時間は3分。3分以内に幹部が降伏又は、3分経過した場合、挑戦者の勝ちとする。
尚、この試験では最高1人しか幹部にはなれない。
もし、2人以上幹部に勝ったものがいるのならば、そのもの達で再度戦う。勝負が決まるまでこれは続ける。時間制限はない。
さぁ、諸君。
136話目レオ・アレンside→←134話目引き続きネル･サトルside
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