101話目シアン・シャルルside(レフト｢1〇1匹のワンちゃん((ﾎﾞｿｯ…｣レオ｢〇の意味…｣) ページ5
それから、再びみんな料理を食べ始めたが全員…ではなくナトレアさん以外無言だった。
ナトレアさんはみんなと早く仲良くなりたいのか、グイグイ攻めていっている。
それをみんなは、適当に流してるって感じだ。
僕が楽しい空間壊しちゃったのか…。
まぁ、でも無能ってこんな感じでしょ？
それならしょうがないよ…。
でも、もうそろそろ限界。
シア｢僕、部屋に戻るわ｣
周りもポカーンとする程冷たい声が出た。
自分でも驚いた。
え？wというか僕こんな声出たんやww
はぁ…つまらんから、はよ部屋に戻ろ…。
部屋に着いたと同時にナトレアさんが僕の所に来た。
シア｢どうしましたか？ナトレアさん｣
マリ｢無能を演じるのを受け入れてくれてありがとう。でも、もう無能を演じなくていいわ｣
は？どういう事？
そう言おうとしたら、僕より先にナトレアさんが口を開いた。
マリ｢これからは、貴方には"裏切り者"を演じてもらうのだから｣
シア｢は？ちょ、何言ってr((マリ｢きゃあああ！！！｣えっ…｣
僕の目の前で、ナトレアさんは自分の右手にナイフを刺した。
僕は全く理解が追いつかなかった…というより、できなかった。
ナトレアさんが叫んですぐ、みんなは駆けつけた。
みんなはいろんな表情をしていた。
1人は悲しみの表情をし、
もう1人は驚きの表情、
もう1人は怒りの表情をしていた。
エミ｢な、にがあっ、たんですか…？｣
コネ｢マリアの腕からなんで血が流れとるん…？｣
アリ｢えっ…？ねぇ…どういう事…？｣
みんなは、僕とマリアをじっと見つめていた。
シア｢あのn((マリ｢うわぁーん！…あの、ねっ？…シアンちゃんがっ…｢新人のくせに！僕よりみんなに好かれて調子乗るな！｣って、いきなり…切ってきたのぉ…｣えっ…｣
僕が、説明をしようとするとマリアが横から入ってきた。
しかも本当とは、全く別のことを言って。
こんなの、僕が悪役じゃん…。
シア｢違う！僕はやってないよ！信じてっ！｣
うつ｢ちょっと黙っとって｣
ペ神｢マリアちゃん、怪我治療しに行くよ｣
ペ神や大先生の声は冷たかった。
そこで、僕はやっと理解した。
ナトレアさんが言った言葉の意味も、みんなが僕に向けている視線の意味も。
もう…こんなの約束と違うやん…。
こんな事したら…僕の居場所や大切な物が無くなっちゃうじゃん…。
泣きそうになった時、ある人達が僕の前に庇うようにして立った。
102話目引き続きシアン・シャルルside→←100話目カイン・イリヤスside(無事100話目達成した！わーい！)
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