45話《嬉野 侑芽》 ページ46
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校長先生のお話が終わった後。
そろそろ、生徒会による自己紹介が始まるらしい。
私は、コネシマくん以外に誰か知っている人がいないかと思い、生徒会のメンバーが出てくるであろうところをジッと見つめた。
賑やかな中、グルさんが皆に挨拶をした。
すると、賑やかだったとは思えない程、一瞬で静まり返った。
な、なんか…やっぱり堅苦しい感じするな…。
私はあまり関わったことがないからだろうか?
2年生になった今でも、その心は変わることはない。…まあ、変わろうともしない私が悪いんだろうけど…。
そんなことを考えていると、いつの間にかグルさんによる挨拶や、他の生徒会メンバーによる挨拶が終わったようだ。
次は誰が挨拶を交わすのだろう、と考えていると…朝、出会った蒼村さんがマイクの前に立っていた。
蒼村さんって、生徒会だったんだ。人気がある上に、生徒会ってなんかすごい…。
そんなことを考え、蒼村さんをジッと見ていると蒼村さんは揚々と挨拶をする。
あまりにも揚々とした挨拶であり、これはまずいのでは…と思う程であった。
「なんか、面白い人やな…」
ボソッと呟き、私は思わず口角を上げた。
集会が終わったのを確認し、私はコネシマくん達がいるであろう所に走りだす。
すると、走りだした途端声を掛けられ急ブレーキをかけながら後ろを振り向いた。
「たしか、紫音先輩の友達…っすよね。多分、俺も行先一緒なんで…行きません?一緒に。」
あー、多分蒼村さんの彼氏…だよね、この人。たしか、ショッピくんって名前だった気が…。
一瞬固まりつつも、笑顔で頷き、歩きだした。
私が思う目的地に着くと、運が良いことに2人の姿が見えた。
私は小走りしながら、2人の元へ駆け寄る。
侑芽「コネシマくん!」
shp「紫音先輩」
kn「おぉ!侑芽やん!」
紫音「ショッピくんどないしたん?」
2人は私達に笑顔を向け、顔を向けた。
侑芽「コネシマくんと一緒に教室まで行きたくて来しもた」
shp「俺も同じ理由っす」
ちょっと恥ずかしくて、声は少し小さい上に、多分真っ赤だ…と自分でもわかった。
すると、2人は笑い出した。
紫音「ふはっwええよ〜wんじゃ、私はショッピくんと行くから〜」
そう言って、蒼村さんはショッピくんと教室に向かって行った。
kn「俺たちも行こか」
私は笑顔で頷きながら、コネシマくんの手を握り「幼馴染は、私よりこんなに大きくなっていたんだ」と思い、体に寄り添った。
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雛月いず(元りぃふ)(プロフ) - rewさん» わざわざ、ご丁寧にありがとうございます…!そうなんですね!参考にしてみます!(?) (2020年8月5日 20時) (レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
rew(プロフ) - 私の周りじゃ○○せんけ?と物事に誘う時に多く使われてますね〜。行こうけ?の場合「行かんけ」が基本的に多いですよ〜。 (2020年8月5日 20時) (レス) id: b43965c35b (このIDを非表示/違反報告)
rew(プロフ) - 四ツ葉奏さんやで〜 (2020年8月5日 20時) (レス) id: b43965c35b (このIDを非表示/違反報告)
ミク*shark@だーいすき!(プロフ) - 次誰やっけー? (2020年8月5日 19時) (レス) id: 8e46c75e30 (このIDを非表示/違反報告)
雛月いず(元りぃふ)(プロフ) - rewさん» ひえっ、申し訳ないですっ…変換サイトを利用しているので、時々おかしくなることがあります。他にもおかしいところがあれば言ってください…。 (2020年8月5日 19時) (レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
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