修羅場 ページ28
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「っ…ん、」
目を開けて直ぐに入ってきたのは、見覚えのない部屋。
ぼーっとした意識の中次に目に入ったのは、A先輩の横顔。
…は？
｢どぅうああ！？｣
思わず奇声を発して立ち上がり、昨日の記憶が蘇ってくる。…俺、昨日あのまま寝てしもうたんか…
ありえない自分の失態に、数分頭を抱えた。
しかし、考えていても仕方がないので、さっさと先輩の部屋を後にしようとしたその時、玄関の方からガチャりと音が聞こえた。
…え？誰か来た？勝手に入ってきとるけど大丈夫なんかな？
まさか不審者っ！？…いや、でもこんな高級マンションに入るなんて不可能やし…でも、万が一が…！
まだハッキリとしていない脳をフル回転させ、A先輩の寝ているソファの前に立ち、様子を伺う。
固唾を飲むなか、遂にリビングのドアが開き、こちらに何者かが入ってきた。
｢なぁ、昨日大丈夫やった…？｣
そう言って入って来た人物は、俺も数回見かけた事のある人物だった。
人目でわかるハイブランドのシャツにスラックスを身につけているその人は、服だけでなく、整った顔面に国宝級のスタイルがより一層オーラを纏っている。
そう、A先輩の彼氏さんの…確か名前は駿佑さんだ。
駿佑さんは俺を視界に捉え小さな声で呟いた
｢確か貴方は…｣
｢す、すみません勝手にお邪魔して…｣
駿佑さんに反射的に頭を下げる。駿佑さんはじっと俺とソファを見て顔を赤くしていた。駿佑さんの視界にはソファに眠る先輩に、その横でいかにも寝起きな俺が写っている。
…ん？待って、これどう考えても修羅場やんな…？
多分怒りで顔が赤くなっとるんや！！俺の顔面から一気に血がサーッと抜けていき、誤解を解こうと必死に口を動かす。
｢あ！違います！俺はA先輩とは一切そういう関係ではなく！！運んだだけで！！｣
｢そうなんですね…あ、大吾さんでしたっけ？｣
｢は、はい！｣
｢改めまして、道枝駿佑と言います。｣
｢あ、西畑、大吾です…！｣
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シキ(プロフ) - memeさん» コメントありがとうございます。有難いです、これからも内容に悩みつつですが更新していきますので、これからもこちらの作品を宜しくお願い致します。 (2023年4月8日 3時) (
レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
meme - 投稿楽しみに待っておりました！楽しく拝見させて頂いております。これからも更新頑張ってください！ (2023年4月7日 22時) (レス) id: 256fd9f9cd (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - ともさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉が頂けて幸せです、マイペース更新で申し訳ないです、これかれも楽しんで頂けたら幸いです。 (2022年10月18日 0時) (レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 楽しく読ませて貰ってます！更新頑張って下さい😊 (2022年10月13日 21時) (レス) @page25 id: 9dbca4abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シキ | 作成日時：2022年5月29日 5時
