手渡し ページ14
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｢｢｢一緒に映画見に行く事になった！？｣｣｣
綺麗にハモるはっすんと丈くんと恭平の声。
只今、夢心地の中過ごすキャンパス内で、流石に浮かれすぎた態度に俺の友人達は気づかない訳がなく、またもや学食にて強制連行された所だった。
理由を聞いてかなり驚いている3人。いや、俺もめちゃくちゃ驚いたし、心のどこかでまだ夢やったかもなんて考えてしまっている。
｢え、どう言う流れでそんな展開になるん！？大吾、お前強すぎちゃう！？｣
｢あんなたっかいハードルを楽々超えもうとるやん！｣
｢え、それって大吾くんが読んどる小説の話とかや無くて、ほんまの話っすよね！？｣
｢いや、正直俺も未だに信じられてないって言うか…｣
あの後、何度連絡先を確認したか…なんなら軽い挨拶した後に返信が返って来た時なんて冗談抜きで飛び上がった。
｢で、いつ見に行く事になったん？｣
なんだかソワソワしているはっすんに"今度の、日曜…"と、答えると、さらに盛り上がる3人。恭平なんて
｢まじでヤバいっすわ大吾くん！！俺何でも手伝います！！｣
と興奮気味。一緒に喜んでくれる3人に嬉しく思いながら、
テーブルに着く。
｢もう一週間も無いしな、服とか選ばなアカンやん！｣
｢丈くんのセンスは信用ならんしな〜、俺と恭平の空いてる日に見に行く？｣
｢おい大橋！さり気なく貶すな！！｣
｢でも俺ほんまにそういうの分からんからお願いしたい…｣
｢任せといてください！！｣
丈くんはともかく、この2人が居るとなると心強い。丈くん、別にカッコええんやけどね…なんというか、ね。
そこから少しずつ話がそれ、丈くんの弄りが始まっていたのだが、急に俺の向かいに座っていた丈くんと恭平の動きがぴたっと止まった。心做しか俺の背後を見ている気がする。
不思議に思っていると、
『大吾くん。』
と、鈴の音の様に凛とした声が響く。
勢いよく振り返ると、そこには柔らかく微笑むA先輩がいた。
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シキ(プロフ) - memeさん» コメントありがとうございます。有難いです、これからも内容に悩みつつですが更新していきますので、これからもこちらの作品を宜しくお願い致します。 (2023年4月8日 3時) (
レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
meme - 投稿楽しみに待っておりました！楽しく拝見させて頂いております。これからも更新頑張ってください！ (2023年4月7日 22時) (レス) id: 256fd9f9cd (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - ともさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉が頂けて幸せです、マイペース更新で申し訳ないです、これかれも楽しんで頂けたら幸いです。 (2022年10月18日 0時) (レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 楽しく読ませて貰ってます！更新頑張って下さい😊 (2022年10月13日 21時) (レス) @page25 id: 9dbca4abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シキ | 作成日時：2022年5月29日 5時
