. ページ11
.
.
｢めちゃくちゃ本気やないですか、大吾くん。｣
唖然とした顔で恭平が言う。同じように丈くんも続けて
｢なんか、大吾変わったなぁ…成長したって言うか、この前までずっとウジウジしとったのに、ちゃんと自分の意志言えるやん。｣
と言う。はっすんはすごく嬉しそうに
｢俺、なんか嬉しいわ〜。大ちゃんが素直に自分の意志を言ってくれて。今までずーっとみんなに遠慮して意見とか言わんかったのに。｣
と話す。確かに、こんなにも夢中になる事が今まで無かったかもしれない。
｢い、いや、そんな望みゼロやしこんな欲なんてほんまにA先輩に迷惑なだけやけど！！！｣
｢も〜大吾くん自分の事否定しすぎっすわ！！ちゃんと大吾くんカッコええんやから自信持ってほしいっす！！｣
｢せやで？大ちゃん頭やってええんやし、良いとこ沢山あるやん！！｣
｢ほんま、大吾はもっと自信を持つことから初めなアカンわ｣
容姿も整ってて、明るくて常に場の中心に居るような3人にそう言われると嬉しい気持ちはあるが、どうしても自分に自信なんて持てそうにない。
｢こうなったら俺大吾くんとA先輩、くっついてほしいっすわ！！｣
｢え！？｣
｢俺も！！大ちゃんがこんなに本気なんやもん、2人がくっついてくれたら嬉しいわ｣
｢あれ、恭平はA先輩のファンやん、ええの？｣
｢は〜、丈くんわかってないっすわ！俺のは所詮、憧れなんすよ。どっかの知らん奴なんかじゃなくて、大好きな大吾くんとA先輩が付き合ってくれたら、こんな嬉しいこと無いんすよ！｣
｢なんか、そんな直球に告白されたら照れるわ…｣
｢あ、大ちゃん可愛い〜｣
｢なるほどな…とりあえず、俺らは全力でサポートはするけど、まあ大吾次第やな。｣
この3人がサポートしてくれるとなると、確かに可能性は少し上がりそうで心強い。しかし、どうすれば今以上の関係性になれるのか、全く持って想像つかない。
｢まず連絡先交換からちゃう〜？｣
｢うわ…でもA先輩の連絡先なんてプレミア着きそうなくらい貴重やないすか…？｣
確かに…A先輩の連絡先なんて、金銭でやり取りされてもいいレベルの貴重品だ。この大学の人間は、みんな喉から手が出るくらい欲しいだろう。
｢そんなん言うたら…A先輩ってだけで全部がハードルが高いな｣
丈くんの発言にてシーンとする俺らのテーブル。うん、前途多難である。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 543人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シキ(プロフ) - memeさん» コメントありがとうございます。有難いです、これからも内容に悩みつつですが更新していきますので、これからもこちらの作品を宜しくお願い致します。 (2023年4月8日 3時) (
レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
meme - 投稿楽しみに待っておりました！楽しく拝見させて頂いております。これからも更新頑張ってください！ (2023年4月7日 22時) (レス) id: 256fd9f9cd (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - ともさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉が頂けて幸せです、マイペース更新で申し訳ないです、これかれも楽しんで頂けたら幸いです。 (2022年10月18日 0時) (レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 楽しく読ませて貰ってます！更新頑張って下さい😊 (2022年10月13日 21時) (レス) @page25 id: 9dbca4abe1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シキ | 作成日時：2022年5月29日 5時
