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『じゃあ、また日曜日に。ごめんね、お友達との食事中を中断しちゃって…』
そう言ってはっすん達にも目線を向け、会釈をしているA先輩。
3人ともまさか自分達に目線が向けられるなど思ってもいなかったのか、いかにも動揺して、勢いよく会釈をしていた。
A先輩が去った後、嵐が去ったかのように緊張していた反面、ドッと一気に力が抜けて座り込む。
それは3人も同じ様で口々に息を吐く。
｢き、緊張した〜！俺、A先輩の事、初めてこんな近い距離でみたんやけど〜！｣
｢俺も…つか、めっちゃいい匂いせんかった…？｣
｢わかります！！えぐいっすわ！！つか、顔小さっ！！途中から俺息するの忘れてましたもん！！｣
興奮覚めやらぬ、と言った感じで溢れ出るA先輩への感想。共感しかない。
｢よく大吾は普通に話せるよなぁ｣
｢全然普通とちゃうよ。ほら、手汗やばいやろ。｣
"うわ、よく見たら全身やばいな"なんて若干引かれながら丈くんに言われる。あんな至近距離でA先輩みたんやで？絶対みんなこうなると思う。
しかし、先程の視線はほんまに緊張した。いつもA先輩はあんなに多くの視線を感じているのだろうか…？
改めて、A先輩と俺の住む世界の違いを感じる…。
なんて考えていると、はっすんがじっと見つめて口を開く。
｢でも、見た感じやっぱり大ちゃん、脈アリやと思うけどなぁ？｣
｢え、｣
｢わかる、よぅわからんけど、A先輩ってどこか他人行儀っていうか、どこか人と一線引いてる感じやけど、大吾とはあんなフレンドリーに話すんやな。｣
丈くんの言葉通り、確かにA先輩は高嶺の花と呼ばれる様に、人に囲まれていたとしても、どこか壁を作っている印象があった。
俺、もしかして期待してもええんかな…
｢まじでいけるっすよ大吾くん！この調子で、映画デートでグッと距離近づけなきゃっすね！！｣
何故か自分の事のようにはしゃいでいる恭平。そんな姿を見て、なんだか心があったかくなる。
そうよな。俺にはこんなに心強い助っ人が3人もおるんやから、勇気、出さなあかんよな。
｢…俺、頑張ってみるわ。｣
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シキ(プロフ) - memeさん» コメントありがとうございます。有難いです、これからも内容に悩みつつですが更新していきますので、これからもこちらの作品を宜しくお願い致します。 (2023年4月8日 3時) (
レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
meme - 投稿楽しみに待っておりました！楽しく拝見させて頂いております。これからも更新頑張ってください！ (2023年4月7日 22時) (レス) id: 256fd9f9cd (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - ともさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉が頂けて幸せです、マイペース更新で申し訳ないです、これかれも楽しんで頂けたら幸いです。 (2022年10月18日 0時) (レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 楽しく読ませて貰ってます！更新頑張って下さい😊 (2022年10月13日 21時) (レス) @page25 id: 9dbca4abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シキ | 作成日時：2022年5月29日 5時
