GOD座 ページ37
「え、あ…お久しぶりです__レニさん、晴翔くん。」
後ろの方からひょこっと顔を出す。
うん、顔引き攣ってないよな？
俺と目が合うとレニさんの顔が晴れやかになり
レニ「A…！久しぶりだね。劇団に所属したと聞いた時は驚いたよ。ぜひGOD座に勧誘しようと思って居たのに。」
「あはは…俳優としての所属では無いし、それに
ゼロからやってみたいと思いましたので、
GOD座だとレニさんに甘えてしまうかなと
思いまして…」
お世辞も込めている様に聞こえるが、これは本音だ。
晴翔「ふーん、折角のご好意なら甘えとけばいいのに、変なやつ。」
「…はい、晴翔さんの考えはご最もですね。」
レニ「やめなさい、晴翔。それは残念だ…もし
気が変わったらいつでもおいで。それじゃ」
こうして、レニさんと晴翔さんは去っていった。
謎の緊張感があったな〜と、とりあえず一息ついた。
臣「ん、太一が居ないぞ？」
そう言われ、後ろに居たと思われた太一くんが居ないことに気づいた。
万里「あそこじゃね」
と、万里くんが簡単に太一くんを見つけたが
女の子に付いていってたというのはどうも嘘くさく感じた。
太一くん、何か隠している様に感じてしまうな…
その後太一くんを先頭に歩いたが効果は
全く無かった。
うーん、まあそういう時もあるよなあ…
結局その日は諦めて寮に大人しく帰った。
寮でいつもの様にご飯を食べ、談話室からいずれも人は居なくなり、俺1人となった。
…見ないようにしていたが、右脚がかなり状態が
悪くなってきている。
今日の昼間にストリートACTをしに歩き回ったから
だろうか。
今だってなかなか痛みでソファーから立つことが
できない。
気づけば日付も変わる頃になっており、
何とか立ち上がろうとしていると、突然リビングの
ドアが空いた。
天馬「A…！まだ起きてたのか！？」
「わ！天馬くん、お帰りなさい…」
どうやら撮影から天馬くんが帰ってきたようだ。
「こんな時間までお疲れ様、来季のドラマ
主演だったっけ。随分長い撮影だったんだね」
天馬「ああ、共演者のリテイクが多くて監督の機嫌が最悪で、散々だった。」
と、天馬くんは少し愚痴をこぼしながら俺の隣の
ソファーに腰掛けた。
「ふふ、それは災難だったね。でもそれって
いい物をみんなで作ろうと必死な証拠だよ。」
天馬「…Aには叶わないな。」
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シキ(プロフ) - らいふらいむさん» コメントありがとうございます。原作と違和感無いかを気にしていたのでそう言って頂きうれしいです。本当にありがとうございます！更新、なるべく早くできるよう心がけます！ (2020年5月14日 3時) (
レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
らいふらいむ - 原作沿いなんですね！原作全部見てるのに、まるで夢主くんが原作からいたような雰囲気で、スイスイ読めました！違和感なく書けるシキさん尊敬します！すごく面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 66e224bbaa (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - (名前)さん» ありがとうございます！なるべく早い更新を心がけます！ (2020年4月28日 21時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！更新楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年4月21日 2時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シキ | 作成日時：2019年8月15日 2時
