引ったくり ページ31
少し会話をしていると、一瞬だった。
不審な男に、監督のカバンが盗られた。
監督｢待って！返して_！｣
引ったくりだ。
｢監督さんは無理しないで、俺が追いかけます！｣
そう言って俺はひったくり犯を追った。
パワーは無いが、体力には自信がある。
十座｢待てやコラ！！｣
寮の目の前の出来事だったので、十座くんと万里くんも追っている様だ。
________
______
駅前辺りにてようやく追いついた。
不審者｢…はあ、はあ、ここまで来れば…。｣
｢__残念、ゲームオーバーですよ。｣
不審者｢！？｣
｢カバン、返してもらってもいいですか？｣
そう言うと男は焦っており、俺の肩を強く押した。
その拍子に俺は地べたに打ち付けられた。
｢〜っ！！｣
こんな時、もっと鍛えて置けばなんて脳裏に過ぎる。
万里｢おいA！！｣
2人もようやく追いついたようだ。
十座｢…テメェ、あいつ殴ったよな。｣
万里｢正当防衛だ。…ちょうど良かった。むしゃくしゃしてたとこだ。｣
十座｢俺もだ。初めて気があったな。｣
そう言って2人は男の前に立ち塞がり、手錠をつけたままにも関わらず、男をぶちのめした。
｢…すごい。チームワーク…｣
と感嘆していると、見事カバンを取り返したようだ。
そんな時、監督さんや臣さん、太一くんも追いついたようだった。
監督｢3人とも！大丈夫！？ひったくり犯は__｣
万里｢これ。｣
そう言って万里くんは首の辺りをつまんで軽々とひったくり犯を差し出す。
監督｢捕まえられたの！？｣
臣｢相手、自転車だったんだろ？よく追いつけたな。｣
万里｢回り込んだから余裕。｣
太一｢すごいッス！｣
そして十座くんが監督さんにカバンを差し出す。
監督｢うん、ちゃんと中身も入ってる。
3人とも、本当にありがとう。｣
十座｢身内が目の前でやられてんだ。黙って
見過ごす訳にはいかねぇだろ。｣
｢…十座くん。身内って思ってくれてたんだね。｣
そう言って笑いかけると、照れくさそうに俯く。
監督さんはその様子を微笑ましく見守っていた。
そして臣くんがひったくり犯を警察に突き出してくれる事に。
太一｢しかし、ヤケにぼろぼろッスね。｣
｢ああ、それはこの2人が___もがっ！｣
事情を話そうとすると万里くんと十座くんに手錠で塞がれていない方の手で同時に口を塞がれた。
万里｢…転んだんじゃね？｣
十座｢…かもな｣
…そういう事にしておこう。
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シキ(プロフ) - らいふらいむさん» コメントありがとうございます。原作と違和感無いかを気にしていたのでそう言って頂きうれしいです。本当にありがとうございます！更新、なるべく早くできるよう心がけます！ (2020年5月14日 3時) (
レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
らいふらいむ - 原作沿いなんですね！原作全部見てるのに、まるで夢主くんが原作からいたような雰囲気で、スイスイ読めました！違和感なく書けるシキさん尊敬します！すごく面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 66e224bbaa (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - (名前)さん» ありがとうございます！なるべく早い更新を心がけます！ (2020年4月28日 21時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！更新楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年4月21日 2時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シキ | 作成日時：2019年8月15日 2時
