Aクラス ページ8
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とにかくレベル分け再評価までの3日間、みんな必死だった。
もちろん、俺もその中の1人だ。
朝からトレーナーレッスンを受けて、Bクラスにて自主練、お昼休みも不安で休められなくて、ご飯だけ食べたら誰よりも早く練習室に戻り午後のトレーナーレッスン、さらに自主練、プラス夜練習を重ねた。
たぶんBクラスはあと一歩でAに行けるという希望から、みんなさらに必死になっているのだと思う。
そして俺の中では更なる進歩が…
本田｢A、おまえ本当にそれだけしか食わないで大丈夫なのか？｣
『おはよ、本田くん。逆に朝からようそんな入るなぁ。』
ヨンフン｢心配です、Aはこのままだと折れちゃいます。｣
『ヨンフンくん、それは大袈裟やとおもうけどなぁ』
そう、Bクラスのみんなとも仲良くなったのだ。まあ、ほぼソルくんのおかげやけど。
誰とでも話せるソルくんが側にいてくれたお陰で、俺もみんなと話すことができ、今に至る。
食堂ではずっと蓮くんや祥生たちにひっつき虫をしていたのだが、今では一緒に食べてくれる練習生が増えたのだった。
その中でも特に仲良くなったのは
『あ、拓実。おはよう』
川西｢おはよう、A｣
拓実こと、川西拓実くんだ。今日も拓実は当然かのように俺の隣に座り、朝ごはんを食べ始める。
実は拓実とは同い歳で、毎晩夜練習で一緒になっているうちに必然的に仲良くなった。
『は〜、いよいよ明日再評価か…』
川西｢はやいよなぁ｣
『なあ、拓実〜今日の夜練、表情管理の練習付き合って〜』
川西｢え、ええけど、俺でええの？｣
『いや、むしろ拓実にアドバイス聞きたいねんけど！俺、ほんまに拓実の表情管理すごいな〜って思っとったから』
川西｢へへ、そう言われると嬉しいわぁ｣
そう言って笑う拓実。かわい…ほんまに顔整っとるなぁなんて思いながらほのぼのしていたら
宮里｢あそこだけお花畑みえね？｣
河野｢ほんま、あれを癒しって言うんやな…｣
なんて言われていたらしい。
朝ごはんを食べ終わり、それぞれのクラスに向かう中、俺は1人自分とは違う部屋に向かう。
バックバクの心臓の中、俺が訪れたのは、Aクラスの練習室 。
深呼吸をして練習室へ入る。みんな休憩中だった為か一気に俺に注目が行く。
かなりビビっているが目的を果たすため練習室へ入る。
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作者名：シキ | 作成日時：2024年1月6日 18時
