シックスパックス ページ7
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早速、練習室の鏡の前の少し広いスペースに移動して練習する事に。
『えーっと、まずは一緒にゆっくりやってこか。』
そう言ってテーマ曲の歌詞を口ずさみながら一つ一つの振りを丁寧に踊る。
『安藤くん、ちょっと動き硬いかもしらん。』
『河野くんここのアイソレ苦手やったりする？』
『與那城くんは気持ち早取りしとるからカウント聞いた方がええかもしれん。』
口々に3人を見ながらアドバイスをしながら進める。3人とも歳上やし、ちょっとズバズバ言いすぎたかな？なんて不安になりつつラストまで振りを入れた。
『っと、ラストまでいったし、一旦休憩しよ。』
と言うと3人とも慣れない体の動きにどっと疲れたのか、一気に崩れ落ちていた。
安藤｢やっぱすごいねAくん｣
『ええ、全然！むしろ経験なしでこの振り覚えられるんめっちゃ凄いと思う！』
河野｢いや、ほんまに分かりやすい！！まじでありがとう！｣
與那城｢俺たちの為に時間使わせちゃってごめんね。｣
『いやいや！教えるのってめっちゃ復習になるから俺もありがたいし、気にせんといて！！』
そう言って笑うと、みんな俺の顔を見て固まる。
ん？なんか不味いこと言った…？と不安になっていると、
安藤｢うわー…近くで見るとやばいね。｣
そう言って口元を抑える安藤くん。え、まって何が？
與那城｢いやホントみんなが言う通り可愛いよ｣
『…へ』
河野｢ほんまに綺麗な顔しとるよなぁ、羨ましいわ。｣
『え！いやいや！？みんなカッコええやん！俺女顔やから男らしい方が憧れるんやけど！』
安藤｢ほんとに、レベル分けの時からびっくりしてたよ｣
『えぇ〜、そんな直球に言われたらうれしいけど恥ずいわ〜』
と言って下を向くとみんなに頭を撫でられた。それからシックスパックスの3人とは距離が縮まり、下の名前で呼び合うようになった。
ちなみに練習室の外で休憩していたソルくんが戻って来てこの光景を見た時、
宮里｢え、なにこれカツアゲ？？｣
と言った時には流石に吹いた。
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作者名：シキ | 作成日時：2024年1月6日 18時
