Bクラス ページ5
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翌日、テーマ曲の発表があり全クラス合同の練習が行われた。
BクラスのオレンジのTシャツを着て、練習に望む。
クラス事に前で踊ったが、やっぱりAクラスは格段にオーラが違った。俺に足りないものをみんな持っている、そんな気がして、より一層練習意欲が湧く。
合同練習の後はクラス事に別れてレッスンをする事になっている為、Bクラスのレッスン室へ向かう前に、蓮くんとまめの元へ向かった。
『蓮くん！まめ！』
川尻｢Aっ！｣
豆原｢わ！Aくん！｣
勢いよく2人に抱きつきに行くと、しっかりと受け止めてくれた。
『Aになるから、絶対一緒に踊ろな！！』
豆原｢はい、Aくんと一緒に踊れるの楽しみにしています！｣
川尻｢また隣で踊ろう。｣
そう言って2人と別れ、Bクラスのレッスン室へ進んだ。
ここからは蓮くんもまめも祥生も聡くんも居らんからな…しかもBクラスは34人という大所帯やし、なんだか緊張するわ…
ドキドキしながらレッスン室の扉を開けると、もう既にみんな集まっていたようで、一気に注目を浴びた。
うわわ、やば、なんか俺変な格好しとったかな…？
まさかこんなに注目を浴びるとは思わなかったので、なんだか気まずくなってそっとレッスン室に入る。
なんやろ、なんか俺やったかな…？まさか時間ギリギリやった？？なんて思いつつレッスン室の隅に身を寄せて考えていた。
すると、誰かにポンッと肩を叩かれた。
宮里｢ねえ、AAくん…だったよね！｣
『へ、あ、うん…』
宮里｢俺、宮里龍斗志！！気軽にソルって呼んで！｣
ニカッと太陽のように笑うソルくん。その笑顔に一気に安心してへにゃっと顔が緩む。
『うん、よろしくソルくん。』
宮里｢うわ！何その笑顔かわい！！てか髪、色抜いてんのにめちゃ綺麗だね！｣
『え〜！ほんまに！頑張ってブリーチしたかいがあったわ〜』
宮里｢そう！初めて見た時から思っててずっと話したいって思ってたんだよね！｣
『え、そんなん言うてくれて、嬉しいわ…』
え、ソルくんほんまにええ人すぎひん？よかった〜話してくれる人おって、まじで。
先程の空気を体験したからか、より一層ソルくんが俺の心のオアシスの様に感じる。
そんな優しいソルくんに先程から気になっている事を聞いてみる。
『…あの、ひとつ聞いてもええ？』
宮里｢ん？全然いいよ！｣
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作者名：シキ | 作成日時：2024年1月6日 18時
