【男主】Go to the TOP【PRODUCE 101 JAPAN】【JO1】 (ページ20)

今日:11 hit、昨日:63 hit、合計:24,878 hit

テーマ曲撮影ページ20

.
.

Aクラスとしてフルで踊れる喜びを噛み締め、練習に打ち込んでいると、気づけばあっという間に撮影日になった。

プロのメイクさんにメイクをしてもらう為、なんだかそわそわする。綺麗にメイクをしてもらい、髪もふわっとして片方の耳にかけるようなセットをしてもらった。

制服に袖を通すと一気に緊張する。ちなみに俺の制服はブレザーで、ネクタイをリボン結びで結んでいる。

メイクも終わり、席を立ち上がると、丁度俺の隣でメイクをしていた白岩瑠姫くんもメイクが終わった様で同じタイミングで席を立った為、バチッと目が合った。

うわ…かっこい。リアル王子様ってほんまにおるんやな…名前負けしてへんやん。すごぉ…こんなん少女漫画読んどる女の人全員すきになるやつやん。

なんて考えていると、目の前の王子様こと白岩瑠姫くんが何故か吹き出して

白岩「ぶはっ…うん、ありがとう。」

なんて言うので、何が何だかわからず頭にハテナを浮かべていた。するとそんな俺の様子で察したみたいで

白岩「思ってること、全部口に出てたよ。さすがに少女漫画を読んでる人全員好きになるのは大袈裟だけどね。」

と微笑まれた。ちゃんと話すのは初めてだというのに、俺のいかにもバカ丸出しな思考を知られ、恥ずかしくなり顔がぼっと熱くなる。

『ご、ごめん！なんか気持ち悪い褒め方してもうて…！全然！忘れてもらってええから！』

白岩「なんで？全然、俺は嬉しいよ。」

『ひぇ、中身まで王子様やん…』

白岩「っふは！Aってそんなに綺麗な見かけによらず面白いんだね。」

そう言って思いっきり笑う瑠姫くんこそ王子様な雰囲気とのギャップにきゅんときた。その後瑠姫くんと一緒に控え室に向かい、その間にも話したため、少しだけ仲良くなれた。

控え室に入ると、ヨンフンくんと目が会い、丁度ヨンフンくんのお隣の席も空いていたので座らせてもらう事にした。

その間ずっと視線を感じていたので気になって話しかける。

『ヨンフンくん…？』

ヨンフン「…天使が、いると思いました。」

『へ？』

ヨンフン｢A、とってもキレイです。｣

『え、あ、ありがとう…ヨンフンくんに言われるとなんか照れるわぁ』

ヨンフン｢…はぁ、カワイイもあるの、ズルいですね？｣

なんて言われ、頭を撫でられた。その後韓国人練習生の2人も合流し、何故か抱きしめられた。とりあえず緊張は少し解れたのでよかったと思うことにした。