【男主】Go to the TOP【PRODUCE 101 JAPAN】【JO1】 (ページ19)

今日:43 hit、昨日:58 hit、合計:24,847 hit

センター決めページ19

.
.

今日はテーマ曲のセンター決めが行われる。センターは、俺たちAクラスの中から練習生達の投票で選ばれる。

そのため、Aクラス全員がセンターになった動画を、練習生全員に見てもらい、最もふさわしい人を投票するのだ。

もちろん俺だってセンターになりたいが、動画を見て、俺はやっぱり蓮くんに投票した。

そしてついにセンターが発表される。

もうこの劇場に入った瞬間からバクバクが止まらない。けれどそれはAクラスの全員が同じ気持ちの様だ。

モニターにセンター候補として、まめ、蓮くん、優吾、そしてラストになんと俺も表示された。

『え！？うそやろ…？』

思わずそう呟く。周りのみんなも俺の名前を呼んだり、歓声を上げたりして盛り上げてくれた。そして、センターとして1人、表示されたのは…

『蓮くん！！』

そう、やっぱり蓮くんだった。誰もが納得のセンターだった。
何故か悔しい気持ちは無くて、蓮くんが皆にも認められている気がして、俺は嬉しくなって1番に蓮くんに抱きつきに行く。

『おめでとう、蓮くん。さすが蓮くんやなぁ。』

川尻「っ、A。」

蓮くんはグッといつもより強く抱き締めてくれた。蓮くんの流した涙は本当に綺麗で、俺も思わずもらい泣きしてしまった。

そしてセンターに決まった蓮くんからみんなへの挨拶があった。101人全員のダンスのレベルを上げるために、全員にダンスを教えに回っていた蓮くん。

人柄、魅せ方、ダンス、全て完璧な蓮くんは誰もが認めるセンターだった。

そしてこれからはセンターも決まったということで、本格的に101人でのテーマ曲のパフォーマンスの構成を含め練習する。

『おぁ、俺のシンメ拓実かぁ〜！うれしいわぁ』

川西「あ、お、俺も…」

俺のテーマ曲のポジションはなんと蓮くんとまめの間、そして拓実のシンメだった。蓮くんの隣で踊るという目標を達成でき、胸がじんと熱くなった。

『ふふ、蓮くんともまめともやっとちゃんと一緒に踊れるなぁ』

豆原「嬉しいです、Aくんと踊れるの」

川尻「俺もよ。俺らで引っ張っていかんとね。頑張ろう。」

頼もしい蓮くんの背中を見ながら、俺たちは練習に打ち込んだ。