【男主】Go to the TOP【PRODUCE 101 JAPAN】【JO1】 (ページ15)

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拓実も驚いたのか抱きついた瞬間、びくっと硬直した。
腕を弛めて拓実の顔を覗き、目を合わせる。

『拓実と上がれてほんっまに、うれしい！』

と笑顔で言うと拓実はぽかんと口を開けて、固まったままだった。心做しか頬が少し赤く見える。

『え、拓実大丈夫やった？ごめん、力強かった？』

豆原｢…たぶんそっとしといたらいいと思いますよ。｣

『…？そっか。』

まめの言う通りとりあえずそっと離れた。その間、何故か蓮くんから視線を感じたので振り向いてみたが、蓮くんはいつも通り笑顔で見てくれているだけだった。

『優吾、やったなぁ〜！』

宮島｢Aくん！なんかもう夢みたいだよ〜｣

わーっとこちらに来た優吾を受け止める。数少ない俺よりも身長の低い優吾の、その可愛らしいふわふわなあたまを撫でる。

『夢のAクラスやからな…なんか緊張してきたわ。』

宮島｢僕も…ついていくだけで必死になりそうだね。｣

それから俺たちの傍にHALOの2人がやって来て、

ヒチョン｢来ると思ってましたよ。｣

ユンドン｢ようこそ、Aクラスへ！｣

と言ってハグしてくれた。ヨンフンくんで慣れたと思っていたが、やっぱり顔もスタイルもいい彼らには緊張する。

『あ、え、あ、宜しくお願いします！』

ユンドン｢ヨンフンから話、きいてました。僕もAとはなしたかったです。｣

ヒチョン｢はじめてみたときから僕の1pickですよ｣

『なんと、勿体なきお言葉！！！！』

と、話していると、WARNERさんから元々Aクラスの面々に評価が渡されていった。

この中に評価が変わった人がいる…つまり下に落ちる人がいるということだ。

WARNER｢では、評価が変わった人は移動してください。｣

その声で、1人、後ろに下がる足音が聞こえる。

來良｢ありがとうございました。｣

そこで評価が変わったのは佐藤來良くんだったことを知る。他のAクラスのメンバーが、涙を流している姿を見て、一気にプレッシャーが押し寄せてくる。

ほんまに俺がここにいていいんやろうか…

いや、やるしかない。彼の為にも…ここに来たかった他の練習生の為にも。