新生Aクラス ページ14
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WARNER｢Aくん、どうですか。Aクラスは｣
『はい…今までの努力を、こんなに素晴らしい形で評価して頂けて、嬉しいです。』
WARNER｢僕達も君の成長を感じられて嬉しく思います。これから、またここで頑張ってください。｣
WARNER先生からの素敵な激励の言葉を貰うと、更にまた扉が開いた。
一瞬見えた黄色いTシャツに、まさか祥生ではと期待を寄せる。
WARNER｢汐恩君おめでとうございます。｣
鶴房｢ありがとうございます。｣
俺の隣に並んだのは、祥生ではなく。顔合わせにて1位の席に座っていた鶴房汐恩くんだった。
祥生では無かった事に少しショックを受けたが、確かに、
彼のパフォーマンス能力は目を見張るものだったなとふと思い出す。
ここは仲良しごっこのそう甘くは無い世界だと、改めて思い知らされた。
WARNER｢今の気持ちを。｣
鶴房｢もともとAの方の圧が、怖いです。｣
WARNER｢怖がらず、みんな優しいから！｣
鶴房くんの突拍子のない謎発言に思わずにやけてしまう。圧ってなんやねんまじで、日本語おかしいやろ！？
なんて笑っているのがバレたのか鶴房くんは俺を見ていて、ばちっと不意に目が合い、なんだか気まずくて下を向いてしまった。
そして1度WARNERさんのお話が終わり、わあっと空気が明るくなった。
もちろん、俺は真っ先に蓮くんの元へ向かって勢いよく抱きついた。蓮くんも俺が来るって分かっていたのか両手を広げて待っていてくれた。
『蓮くん〜！！お待たせ！！』
川尻｢うん、待っとったよ。よく頑張ったね。｣
『もう全部蓮くんのお陰やもん〜！』
川尻｢俺じゃなくてAがちゃんと実力を出せたからよ｣
蓮くんのやさしい笑顔と包み込んでくれる体温に安心して顔がにやけきっている。そんな俺の姿をAクラスの人達にめちゃめちゃ見られた気がするがきにしない。すると
豆原｢Aくん！｣
と蓮くんの横にまめがきてくれ、声をかけてくれた。
『まめ〜！やっと一緒に踊れるなぁ』
豆原｢Aくんは絶対来るって分かってましたよ！俺！｣
なんてかわいいことを言ってくれるまめにもハグをする。
すると、もみくちゃにされていた拓実が気づけばそばにいた。
自然とお互いに向かい合う。
拓実｢…やったな｣
『うん…』
拓実はそう言って握手を求める様に手を伸ばしてくれた。
俺はその腕をぐいっと引っ張って、そのまま抱きついた。
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作者名：シキ | 作成日時：2024年1月6日 18時
