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その言葉に、頭を下げている部員全員の脳裏に最悪の事態が過ぎった
しかし、黒木の言葉は違った
「…私は、最初から部を辞めようとか思ってないです
むしろ、辞めたくなくてさっきみたいな長ったらしい説明してました
証拠とか集めるのにも色んな人に手伝って貰って、迷惑もかけてしまいました
それに、私には謝られるような人間じゃないです」
まるで自嘲しているかのような話し方に、部員たちはおそるおそる顔をあげた
「私はこのチームが好きです
このチームのプレーに一目惚れして入部しました
すごく嬉しかったんです、このチームの役に立てる事が誇りだなって
でも、私自身がこのチームに溶け込めてないってこともわかってました
それでもいいと事態を甘くみて、結果これです
私はちゃんと弁明しなかった
わかってくれると勝手に思ってた」
「そんなこと無理なのに」と眉を下げて言う黒木は酷く痛々しく、でも薄らと笑っている
「言葉にしなきゃわからないことだってある
簡単な事なのにそれをしなかった私は、おこがましくも、一瞬でも…！私は貴方たちを信じることをやめようとしてました…！
マネージャーは選手を信じなきゃいけないのに！」
黒木の瞳からは溢れんばかりの涙がたまり、それが床にぽたぽたと落ちていった
「私だって偉そうに言う資格なんてありません
だけど、次は歩み寄って、寄り添って皆さんを支えていきたい、みんなで全国に行きたい…！」
そう言うと黒木は深く深く頭を下げた
「こちらこそ、皆さんのことを支えさせてください！」
強くなればなるほど、ぶつかり合っていく
きっとこれは私たちにとって大切な変化
強くなった絆で私たちは何度も何度も壁を越えていこう
「信じてます、皆さん」
Fin
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etoile(プロフ) - 今さら感ありますがこの作品どストライクです…！最後のシーンでちょっと涙出てきました(ｶﾞﾁ) 好きです((^q^)) (2017年10月28日 23時) (
レス) id: 3b636005a9 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ派？ - 賢いですね！！ (2017年3月12日 2時) (レス) id: 969ad4e831 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ派？ - 読んでてとても楽しかったし、ワクワクしました！とても良い作品だと思います！！応援してます！これからも頑張って下さいね！！ (2017年3月12日 2時) (レス) id: 969ad4e831 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの能無し花 - 作者さんの対応が凄く尊敬します！！頑張って下さい！私はきちんと何回も謝罪している疑問系女子さんやえ？さんは大人だと思います(話ずれたｗ←) (2017年3月1日 21時) (レス) id: dbfaa351b5 (このIDを非表示/違反報告)
黒鞘(プロフ) - そうやって読者様の意見をしっかりと捉えることの出来るあなたに尊敬します。私はとてもいい作品だと思ってるので、他の作品でも応援してます！ (2017年3月1日 21時) (レス) id: ee498f5fce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くにどら。 | 作成日時：2017年2月4日 21時
