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「なんか……舌と舌がくっつくのって変な感じするじゃん。」
zm「おん」
「それで、長くキスすると酸欠になるし……」
zm「……じゃあさ。」
そう言うと、ゾムが私の腰に手をあて、ぐいっと引き寄せた。
zm「Aが好きな人とキスするとき、楽しいって思わせられるようにキスしたるで。」
「……どーゆーこと？」
zm「だから、深いキスの仕方教えてやるって。」
ゾムが少しはにかみながら顔を近づける。
その表情にどこか安心が持てる。
「……まあ、じゃあ教えて。」
zm「おん。何か知りたいのある？」
「んー……。優しいキスの仕方教えて。」
そう言うと、ゾムが少し目を開き、また微笑む。
zm「了解」
すると、ゾムは私の腰をぐいっと引き寄せ、唇と唇を合わせる。
暫くずっと唇を合わせ、ゆっくり離れた。
「……え、深いキスは？」
唇が離れたときに尋ねる。
zm「まあ、そんなに焦らんといて。焦ってるキスはつまんないで。あと、呼吸は俺が少し口を離すタイミングで口で呼吸しろよ。」
「……分かった」
口で呼吸するのに意味が分からなかったが、一応ゾムの言うとおりやろう。
そう思うと、また唇が合わさる。
すると、少し開けていた私の口にゾムの舌が入ってきた。
最初は舌が絡み合っていただけで、お互いの舌の感触を感じていただけだった。
そして、すっと一瞬唇が離れる。
あ、口呼吸しなくっちゃ……。
「……ぁっ」
口呼吸した瞬間に顔が赤くなった。
ちょ、口呼吸したら変な声出たんだけど！？
恥ずかしさで熱がこみ上げる。
しかし、ゾムは気にした素振りを見せずにまた唇を重ねた。
今度は私の舌をゾムが唇で挟む。
「ふっ、……ん、」
キスしてる最中だからか、ゾムの反対の手が私のうなじに触れて体が跳ねる。
ゾムはまた一瞬離れた。
zm「んっ……」
ゾムの口呼吸をした際に出たくぐもった声を聞いて、無性に変な感じがして熱を帯びる。
熱を持ったままゾムはまた私の口についた。
そのままゾムの舌は私の舌の裏を舐める。
「ヒャッ……ぁっ、」
ゾムのうなじにあった手は私の髪を撫でる。
ゾムの舌は唾液を含み、その唾液を私の唇へ塗る。
そして、やっとゾムが離れた。
私とゾムの口には銀の糸が繋がれてある。
zm「どうやった？」
「……完敗だわ。」
正直に言う、気持ちよかった…………かも。
zm「そか。」
そう言ってゾムは笑った。
・耳攻めしないと出られない部屋【gr】→←※深いキスをしないと出られない部屋【zm】
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ミナリンスキー - グルさん推しにはヤバいな そしてヒロインちゃん可哀想ｗｗ (2021年11月27日 17時) (
レス) @page35 id: b5934403b4 (このIDを非表示/違反報告)
キーナコチモ(プロフ) - 橙 彼斗穂 (だいだい ひとほ)さん» ここまで読んで頂きありがとうございます！推しと両想い……キュンですね(？) (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0743c30b41 (このIDを非表示/違反報告)
キーナコチモ(プロフ) - #ゆー@暇人さん» ここまで読んで頂きありがとうございます！因みに完結ですよ(続編出るけど)これからもよろしくお願いします！ (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0743c30b41 (このIDを非表示/違反報告)
キーナコチモ(プロフ) - 紗由さん» ここまで読んで頂きありがとうございます！逆にオチを予想出来たのが凄いです……。これからもよろしくお願いします！ (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0743c30b41 (このIDを非表示/違反報告)
キーナコチモ(プロフ) - 1さん» ここまで読んで頂きありがとうございます！続編もぜひ愛読お願いします！ニヤニヤしていって……下さい……！！ (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0743c30b41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キーナコチモ | 作成日時：2021年3月22日 22時
