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…こうなったら、
「やるしかない。」
何よりも行動派の私。
不安も募るけど反応が楽しみって気持ちの方が何十倍も強い。
鈴木伸之くんに手伝ってもらって、
プランも完璧。
うん、あとは私の演技次第ってところだ。
いつも帰ってくる一、二分前には必ず連絡をくれる彼。
そしたら数秒の着信音の後に聞こえる声。
「鈴木くん？そろそろ帰るって、」
「おっけー、じゃ、話そっか、笑」
作戦は、ただ目の前で電話し続ける、たったそれだけ。
それだけ？って私も思ったけど、
鈴木くんが、
“俺だったらめっちゃ妬いちゃうな、”
って言ってたから、これにすることに。
鈴木くんの彼女さんにも、教えてあげよ。
「ただいまー」
という優しい声とともに玄関のドアが閉まる音がする。
なんか、、すっごい罪悪感と緊張。
今この手で紙を握ったらきっとしわくちゃだ、ってぐらいの手汗の量。
どうか、成功しますように。
「あ、でねでね伸之くん。
この前なんだけど…」
「えー、まじ？！笑」
あえての下の名前呼び、そして…
「うん、笑
明日どこいこっかー、二人で。」
明日会うことの強調。
と、二人きりってことの強調。
(実際は会わないけどねー、)
…なんだ、全然妬いてくれてないじゃん。
と、思ってたのもつかの間。
私の手から、携帯が奪われる。
「啓太…くん？」
「あー、ごめん、今A俺といるから。」
そう言ってプツッという会話終了を知らせる音。
私には全く理解できません、この状況。
「啓太くっ…ん、」
私の声は彼の口によって遮られる。
「、は、ごめん、めちゃくちゃ妬いた。」
なんて、あの笑顔じゃなくて、
焦ったような顔で言われたから、
成功だって、ついガッツポーズしたくなる。
「明日、会うの？」
「…うんうん、会わない。」
「っ、よかったぁ…笑」
なにこの小動物、めっちゃ可愛い。
「、んーA？」
「何ー？重いよー、笑」
私の背中にぴったりとくっついている啓太くん。
のんびりした愛しい時間。
「呼び捨てで呼んで？」
「え？」
「俺彼氏なのに。」
「、ふふっ、啓太？」
そう言ったら顔真っ赤にして、やばい…なんて言ってる啓太。
不意に自分も真っ赤になってしまう。
やっぱり好き…なんて思いは、
少女漫画より、よっぽど、甘かった。
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月読(プロフ) - ユキさん» 返信が遅れてしまいました…すみません^^; そういうわけではないですよ！ リクエスト順にやっていますので、たまたまそうなったのかもしれません…！ ご指摘ありがとうございます、修正しておきますね!! (2018年4月15日 20時) (
レス) id: 720095c5ce (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 町田 啓太のやきもち。のここの台詞 なにこの子動物、めっちゃ可愛い。 これ正しくは小動物ではないんでしょうか？ (2018年3月24日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 この物語はメンバーさんとそのメンバーさんが作品で演じた役のと交互なんですね？ (2018年3月24日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
月読(プロフ) - 佐藤 夏恋さん» いえいえ！そう言ってもらえるのは本当に涙が出るほど嬉しいです…（ ; ; ） ありがとうございます！ 無理しない程度に、頑張らせていただきますね！ (2018年1月5日 17時) (レス) id: 720095c5ce (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 夏恋 - 月読さん» ありがとうございます！無理しないでくださいね。ネタが無くなった時とか暇なときにでもかいて下さればそれでもとっても嬉しいですから(笑) (2018年1月5日 16時) (レス) id: 47daecf3b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月読
| 作成日時：2017年5月3日 3時
