九 ページ10
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おはようございます。
実はあの後、黒死牟さんに童磨さんについて聞いたところ…
「あいつは…変わっている…。何か…あったら…私に聞け…。」
と、心強い一言を頂いたので、詳しくは聞かなかった。
さて、話は変わって今、私は繁華街に来ている。(ちゃんと街の近くに飛ばしてもらったよ)
今日は昨日言った通り、必要なものを買いに行く。
朝からとても栄えていて、とても気分が上がる。
『この
椿がモチーフになっている赤色の簪をとても気に入り、即買い。
そのあとも色々見たり買ったりして、両手に荷物を持つ形になった。
なんと今日は金銭感覚可笑しいのかな?ってくらい無惨さんからお金を頂いたので、袴じゃなく着物も買えと言い付けられてきた。
うん、着物重い。
空を見れば鴉が飛び、日が落ちる頃。もう帰ろうと思い、荷物を持ち直す。
「お嬢さん、今帰りか?」
『ぅわ、っ』
完全に気を抜いていたのもあり、間抜けな声を出してしまった。
声の主を見ると、なんともでっかい男の人。
日輪刀を所持している。
でもこの人…鬼殺隊の匂いがしない。
とても強い人の匂いはプンプンするけど……、、、え?この人柱説?
「もう日が落ちるってのに、こんな大荷物抱えて派手に危ねぇなぁ?」
『ご心配無用です、ありがとうございます。』
冷静に愛想を振りまく。
悪い人ではないんだろうけど…、無惨さんに保護(?)されてる身としては、無惨さんの敵だから…。
とりあえずこの場をしのごう!
礼をして早足に去ろうとすると、軽々と抱きとめられ、荷物から手が離れる。
若干私、浮いてる、無理無理怖い。
だけど当の本人は、そんなことお構い無しに、
「惜しいなぁ…派手に可愛いしタイプだ。けど、この匂いがなぁ…派手に残念だ。」
と言って、更に逃げられないように、がっしり掴まれる。
『離して…下さい。』
「この匂いの元は項のこいつか。はっきり付けやがって。こんな派手に独占欲強ぇ鬼もいるもんだなぁ?」
首元に顔を寄せ、項をスン…と嗅がれる。
ひぃぃ…!これ痴漢だよ、痴漢。
「さて、お嬢さん。俺は鬼殺隊、音柱、宇髄天元。この匂いについてお話しようじゃねぇか。」
すみません、無惨さん。
帰り遅くなりそうです。
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入間(プロフ) - たくあんさん» 非常早いコメントで笑 ありがとうございます! (2020年4月27日 15時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 完結おめでとうございますゥ(´;ω;`) (2020年4月27日 15時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ありがとうございます!! (2020年1月19日 18時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
入間(プロフ) - えむさん» 初めまして。ありがとうございます!出来れば更新をもっと増やして行けたらなと思います! (2020年1月19日 17時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 初めまして、突然すみませんこのお花とても面白くて大好きです!また宜しければ更新楽しみにしています! (2020年1月18日 20時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:入間 x他1人 | 作成日時:2019年10月26日 23時