七 ページ8
朝起きたらものすごい通知でした。1週間足らずで殿堂入りするなんて誰が想像したでしょうか…()
ありがとうございます。
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さあ、もうお外は真っ暗。
お腹も空いたしお家に帰りたい。
あそこ無惨さんのお城だけど。
『じゃあこの辺でおいたまするね。今日はありがとう。』
「よかったらまたお話して欲しいな」
『勿論。また来るね!』
累くん達はこれからご飯を食べに行くらしい。
行く?って聞かれたけど私人間食べないもんなぁ…(((
そういえば、何故か鼻が利くようになって人とか鬼の匂いとかは勿論、感情の匂いがわかるようになった。
多分これは私にとってかなり良い事で、帰ったら無惨さんに自慢しようと思う。へへっ。
なんて考えていると、なんかすごく強い鬼の匂いがしてきた。
でもそれも一瞬で、気づいたら担がれていた。
担がれていた…?
『あれ、』
「…あの方からの…命令だ…」
『了解です』
連れ去られている間に名前などを聞いた。
彼は黒死牟さん、というらしい。
黒死牟さんは十二鬼月の上弦の壱っていって、めちゃくちゃ強いみたい。
『無惨さん、帰ってきたんですか?』
「…あぁ」
『無惨さんの所に直ぐに連れてってもらっていいですか?』
「…あぁ」
・
お城に着いて、手を洗って()無惨さんの所に行く。
正確に言えば琵琶鳴らされて飛んだんだけどね。
『ただいま帰りました』
「おかえり」
なんか…凄い今のホワホワした…。
「色々言ってなかったことを話す。こっちへ来い。」
『はい』
「何故…隣に座る」
『え、ダメでしたか?すみません』
「いや、いい。」
結局いいのかよ(((
無惨さんは正座をして、おそらく血の入っているグラスに口ずけた。
私は隣で体育座り。それを眺めて話すのを待つだけ。
「A」
『はい』
「下弦の伍と会ったのか」
『(下弦の伍って…)累くんですね。はい、会いました。』
「お前には下弦に会わせるつもりはなかったのだが。こんなに他の鬼の匂いを纏わせて…」
グラスを置くと、なんとも言えぬ顔で無惨さんは、私の髪をするりと撫でた。
うーん…この音は…、嫉妬みたいな音って言うのかな…?
『無惨さん』
「……なんだ」
『…嫉妬、ですか?』
「そうだと言ったら、Aはどうする?」
少し目を細めて整った顔を近ずけてくる。
どうするって……。
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入間(プロフ) - たくあんさん» 非常早いコメントで笑 ありがとうございます! (2020年4月27日 15時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 完結おめでとうございますゥ(´;ω;`) (2020年4月27日 15時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ありがとうございます!! (2020年1月19日 18時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
入間(プロフ) - えむさん» 初めまして。ありがとうございます!出来れば更新をもっと増やして行けたらなと思います! (2020年1月19日 17時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 初めまして、突然すみませんこのお花とても面白くて大好きです!また宜しければ更新楽しみにしています! (2020年1月18日 20時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:入間 x他1人 | 作成日時:2019年10月26日 23時