十八 ページ19
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うわ、だいぶ寝てしまった。と、思いながら起きるともう昼頃っぽい。
ササッと紺色の着物に着替えて、この間の椿の簪を持って、鳴女さんに付けてもらう。
鳴女さん、ほんと手際いい。
『ありがとうございます!』
「いえ、では行ってらっしゃいませ。」
えっ、は、初めて話してもらえたっ…!?
関係、進展したってことだよね!?
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気分転換に、浅草から少し離れた所を1人歩く。
「そこの可愛い女の子っ!!」
『へ?』
がしっと肩を掴まれて、驚く。
「んひゃーー!近くで見たらもっと可愛い!!綺麗!眼福だぁ!!!ねねねっ、結婚して!!!」
『えっと……お友達からで大丈夫かな?』
「じゃあ、結婚を前提に友達って事でいいかな?いいよね??宜しくね!!!」
え、普通に考えて、結婚を前提にお友達って…なんじゃそりゃ(((
「こら!善逸っ…!!!」
ガサガサ横の方から《鬼の匂い》をした箱を背負う男の子が出てきて、目が合った。
この匂いは…動揺と、困惑に……酷い憎しみ?
「なんで…、なんで君から鬼舞辻無惨の匂いがするんだッ!!!」
「え゙ぇぇぇぇっ!?!この可愛い子、鬼なの!?嘘っ!!!音しないよッ?!」
「あ゙ぁ!鬼って言ったか!猪突猛進!!!」
何事だ…(キャパオーバー)
血相を変える男の子に、騒ぐ黄髪君、あと猪(((
「ちょっといいか?話が聞きたい。」
あわあわしているうちに、真剣な顔で詰め寄られ……
『は、い……』
と、言ってしまった(頭抱え)。
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「先程はすまなかった…。俺は竈門炭治郎!こっちが善逸で、そこにいるのが伊之助だ!」
oh…元気アルネ、炭治郎。
『私はAと申します。』
「A、悪いがその…ある人物について話を聞きたくて…。いいか?」
『はい。私もその箱の《鬼》について聞きたいです。』
あっ…まって…詰んだ()
「鬼について知っているのかっ!?」
炭治郎…近い、怖い。
「わっ、悪い!怖がらせた…。少し混乱してて…。」
『匂いでわかります。鼻が利くので。』
「鼻までっ!?」
このくだり、何回やるんだい?(((
それからは隠し隠し、言える所は話した。
「もしかして…Aはあの山宿の生存者か?!」
『はい、あのおばあさんは鬼に殺されました。』
「よかった…っ、Aが死ななくてっ…!」
おおおおーよしよしよしよし!!!!炭治郎いい子だなあ!!!!()
たまらず頭を撫でた。
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入間(プロフ) - たくあんさん» 非常早いコメントで笑 ありがとうございます! (2020年4月27日 15時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 完結おめでとうございますゥ(´;ω;`) (2020年4月27日 15時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ありがとうございます!! (2020年1月19日 18時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
入間(プロフ) - えむさん» 初めまして。ありがとうございます!出来れば更新をもっと増やして行けたらなと思います! (2020年1月19日 17時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 初めまして、突然すみませんこのお花とても面白くて大好きです!また宜しければ更新楽しみにしています! (2020年1月18日 20時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:入間 x他1人 | 作成日時:2019年10月26日 23時