十七 ページ18
アンケートの結果、メリバに僅差でほのぼの平和に進むという結果に決まりました!これからも『鬼舞辻無惨は諦めない。』をよろしくお願いします!
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お久しぶりです、みなさん。
私は今、猗窩座さんに鬼の掟的なものについて、話されている。
それは禁忌であって、絶対に言ってはならないとの事。
『言ってはならない事、ですか?』
なんだろう。
「それは、あのお方の名前だ。」
『無惨さんの?』
「あぁ。呪いがかけられていて、名を口にすると死ぬ。」
『ひぇっ…』
怖っ、…危なすぎる。
『でも私、鬼じゃないので大丈夫ですけど…なぜその話を?』
「いずれ鬼となる身だろう。あのお方の傍にいるのであれば。」
『急に現実だけど非現実的過ぎて…』
なんかもっといい案ないのか…()
人間であるうちから、鬼になった時の話をさせられる私の気持ちよね。
「そして、あのお方の情報は広めてはいけない。広める事も死に繋がる。」
『え、』
「なんだ。心当たりがあるのか?今すぐ鬼になるか?」
『ないです!ごめんなさい!』
こっわ。いやこっわ。
なんでそんな目で見るだよォ…。
「いいか、A。鬼殺隊の柱と耳飾りの男には気をつけるんだぞ。」
『あ、』
「A…さっきから…。…さてはもう、会ったのか?」
『…………柱に、2人ほど…』
「よりによって柱……」
『不可抗力でした。』
土下座の勢いで頭を下げる。と、後ろから聞き慣れた声で名前を呼ばれる。
目の前で話していた猗窩座さんが頭を垂れて平伏する。
後ろを向くと顎を掬われ、目が合う。
「Aは何も知らなくていい。その時が来るまで、無知でいいのだ。」
『……』
「いつもの様に直ぐに了承はしてくれないのか。」
『…私だけ、壁を作られるのですか?』
「私はAが大切だから、言っているんだ。分かるか?」
優しすぎる声色に、私だけでなく、猗窩座さんも目を見開く。
「私はいずれAを傍に置くつもりでいる。その意味は理解しているな?」
『鬼に……』
私が黙り込むと、無惨さんは「この話はまた今度だ。」そう言って消えた。
無意識に緊張していたようで、糸が切れるように力が抜けた。
「顔色が悪い。部屋で休め。」
猗窩座さんに心配されたので、大人しく部屋に戻った。
今日のことは都合のいいように、寝て忘れよう。
記憶に蓋をするって、このことを指すのかな。
そう考えながら、眠りに落ちた。
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入間(プロフ) - たくあんさん» 非常早いコメントで笑 ありがとうございます! (2020年4月27日 15時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 完結おめでとうございますゥ(´;ω;`) (2020年4月27日 15時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ありがとうございます!! (2020年1月19日 18時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
入間(プロフ) - えむさん» 初めまして。ありがとうございます!出来れば更新をもっと増やして行けたらなと思います! (2020年1月19日 17時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 初めまして、突然すみませんこのお花とても面白くて大好きです!また宜しければ更新楽しみにしています! (2020年1月18日 20時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:入間 x他1人 | 作成日時:2019年10月26日 23時