十六 ページ17
私はコスプレイヤーというものに属しているのですが、この間の蜘蛛山の撮影で見事風邪をひいたので、みなさんもお気をつけください。羽織だけじゃ寒かったです(((
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「A、と言ったか。なかなか肝が据わってるな。女は好かないが、あのお方が気に入るのもわかった。俺のことは猗窩座と呼べ。」
私の目の奥を覗き込むように顔を近ずけられる。
美形が近い…。
『猗窩座さん、宜しくお願いします。』
それだけ言うと、どこかに消えてしまった。
鬼はみんなどこかに消えるのでしょうか(((
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その後はトントン拍子で自己紹介は終わったけど、玉壺さんと、獪岳さん、それに半天狗さんが怖い。
獪岳さんは性格的な怖さがある。
関わんなオーラ半端ない。
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今はお風呂に入っています。
もう日が落ちてるので、今日も今日とて鬼は外へ。
私は相変わらず過保護に匿られています。
『わぁ、この柚の石鹸いい匂い…』
「そう?俺はAちゃんの血の匂いの方がいい匂いだよ?他の稀血と全く違う匂いがするから、癖になっちゃう。」
『!?!童磨さッ…、』
「おっと、叫ばないでよー。黒死牟殿来ちゃうじゃん。」
いや、私的に切実に来て欲しいものだ。
なんで平然といるの!?
湯で火照った肌に冷たい手を滑らせられる。
反応するつもりはなくても、神経が痙攣する。
「はあ…、Aちゃんは可愛いねぇ。悪い部分をひとつも知らない、穢れのないその琥珀色の目が、噛み跡ひとつない極上の肌、血色もいいし肉付きも抜群。項のそれは、あのお方が付けたんでしょう?あぁ、独占欲ってやつだよね、それって。うんうん、俺もそーゆー気持ち、Aちゃんを見た瞬間思ったよ。」
皆さんもよく喋るなぁって、思いましたよね。
でも彼、バラバラなんですけど()
彼をそうしたのは、紛れもない無惨さん。
『無惨さん、おかえりなさい』
「あぁ。それよりA、童磨に何をされた。」
『えっと、撫でられて一方的に喋ってただけなので大丈夫で、、』
「ほう、撫でたのか。私のAに。この肌に。」
あれ、私いつの間に、無惨さんのものでしたっけ?
無惨さんによって、バラバラにされた童磨さんは、鳴女さんによって遠くに飛ばされたそう。
あんな風にされても、半分再生し始めてたから鬼ってすごい。
ぼーっとそんなことを考えていると、既にお風呂からあげられ、浴衣を着されていた。
着替えさせたの、鳴女さんでありますように。
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入間(プロフ) - たくあんさん» 非常早いコメントで笑 ありがとうございます! (2020年4月27日 15時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 完結おめでとうございますゥ(´;ω;`) (2020年4月27日 15時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ありがとうございます!! (2020年1月19日 18時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
入間(プロフ) - えむさん» 初めまして。ありがとうございます!出来れば更新をもっと増やして行けたらなと思います! (2020年1月19日 17時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 初めまして、突然すみませんこのお花とても面白くて大好きです!また宜しければ更新楽しみにしています! (2020年1月18日 20時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:入間 x他1人 | 作成日時:2019年10月26日 23時